連絡先の交換は、思いきった行為です。
初対面でいきなり「連絡先を交換しよう」と言っても、相手のことをよく知らないので、拒否されるのが目に見えています。
いきなりプライベートな情報を聞き出そうとする相手に、不信感を抱くこともあるでしょう。
連絡先の交換には、ある程度相手に対して信用がないといけません。
そこで多くの人が、次のように考えます。
「お互いが、できるだけ会話を交わしてからなら、連絡先を聞き出せるだろう」と。
そう思って合コンの帰り際に、連絡先を交換しようと考えるのです。
帰り際なら、相手と存分に話ができていますから、出会った瞬間に比べれば交換しやすいはずです。
しかし、ここが落とし穴なのです。
理論上はうまくいくはずですが、現実ではなかなかそうはいかないことが多い。
合コンの帰り際は、急展開が待ち受けています。
帰り際になると「早く帰らないと!」と焦って、連絡先を聞きそびれてしまいやすくなるでしょう。
電車の時間が迫っている雰囲気では「ちょっと待って」とも言いにくい。
お酒で酔いが回っていれば、まともな会話ができない状況もあり得ます。
すっかり疲れきっていれば、聞ける状況でもありません。
いくら楽しい会話ができたとしても、落ち着いて話ができにくいので、聞きにくい状況が多いのです。
チャンスを後回しにしていると、後悔するだけです。
連絡先を交換するのは、タイミングが重要です。
早すぎても遅すぎてもよくない。
本当の最適のタイミングとは、会話中、盛り上がったときです。
合コンの終盤になれば、雰囲気がよくなって、会話が盛り上がっていますから、聞きやすいはずです。
「話が合いますね。また今度一緒に遊びに行きませんか」
乗りのよい会話が出てきたとき、話の流れに乗って、連絡先を交換するのです。
チャンスは今だと思ったうちに行動をするのが一番です。