往々にして、幹事は叱られ役です。
大変でありながら、つらい立場です。
複数の異性がやってくると、やはり合コンに対する期待値は自然と高くなります。
運命的な出会いをして、意気投合し、そのまま付き合うことになるという、理想的なパターンを想像します。
しかし、実際、なかなか思うようにはいかないものです。
幹事が呼んだメンバーが、話と違う。
幹事が選択した店は、満足できなかった。
汗臭い男性ばかりだった。
わがままな女性ばかりだった。
幹事の合コンの進め方に無理があり、盛り上がりに欠けた。
期待値が高いゆえに、期待が外れたときの落胆も大きく、不満を抱きやすいのです。
合コンが終わった後にあるのは、幹事へお決まりのクレームです。
しかし、ここなのです。
どんなにつまらない合コンでも、幹事を責めるのはNGです。
幹事は1人で複数の仕事をこなさなければいけません。
すべてをスムーズに進めるのは、大変なのです。
スムーズに進まなかったのは、参加メンバーに原因があったのかもしれない。
幹事を責める人に限って、自分勝手な行動によって合コンの秩序を乱し、幹事を煩わせていることが多いのです。
なにより幹事をひどく責めると嫌われてしまい、今後、合コンには誘ってくれなくなるでしょう。
幹事は、幹事をしてくれただけで感謝です。
どんなに期待外れの合コンでも、幹事を責めるのではなく、むしろ感謝をしましょう。
感謝をすれば「よし。次からはもっとうまくやろう」と思います。
人間は認められることで、やる気を出します。
合コンが失敗したとしても、失敗経験を生かして、次の合コンはもっとよくなる可能性があります。
感謝されると嬉しくなり、そういう人をまた合コンに誘いたくなるのです。
幹事のような人間とのつながりが強い人と仲良くなっていれば、自然と出会いも増えるのです。