「よくなってるね」は、まさに今どんどんよくなっているという進行形の褒め言葉です。
「よくなってるね」という進行形の褒め言葉をかけられると、今、自分は向上できていることが確認できます。
なかなか自分では主観的すぎて、逆に成長がわかりづらくなっている場合があります。
私も自分で書いた文章は、自分で見てみるととても恥ずかしいくらい当たり前のことを書いています。
当たり前すぎて、申し訳ないなと思っているくらいです。
「本当にこれでいいのかな。何だかうまくなっているのか、下手になっているのかわからないな」と思うことが、正直あります。
しかし、いつも読んでくださっている人に話をうかがうと「どんどんよくなっているよ」と言ってくれます。
私は、自分の文章ばかりとにらめっこしすぎていて、ちょっと感覚が麻痺していたのです。
往々にして、自分で作る作品はそういうものです。
自分で作った料理は本当においしいのかわからず、誰かに食べてもらって評価してもらうほうが、自信につながることと同じです。
案外、作った本人のほうがわからないのです。
だからこそ、あなたが「よくなってるね」と言ってあげれば、相手は成長を確認できます。
「本当にそう思ってくれる? ありがとう。自分じゃなかなかわからなかったんだ」と喜んでくれます。
「よくなってるね」と一声かけるだけで、成長できていることを気づかせてあげることができるのです。