褒めるときに初心者は、結果だけを褒めてしまいがちです。
しかし、ある程度、褒めることになれた人なら、結果だけでなくプロセスも褒めてしまいます。
褒めるときには、結果だけでなく、プロセスも褒めるようにしましょう。
むしろプロセスのほうが褒めるときには、大切な要素です。
たとえば、あなたのために恋人がケーキを作ってくれたとします。
褒めるときには「おいしいね」と言うのでは、あまりに当たり前の褒め言葉すぎて、いまひとつ張りがありません。
ただおいしいケーキが出来上がった結果を褒めているだけです。
こんなときには、ケーキを作るプロセスも褒めてしまうことが大切です。
プロセスを褒めるためには「これ、大変だったんじゃない?」という言葉をかけてみましょう。
「これ、大変だったんじゃない?」という言葉は、プロセスを褒めるための褒め言葉です。
たった1つのケーキとはいえ、作るためには長いプロセスがかかっています。
材料を買いにデパートへ走り、レシピの本を読み、オーブンで時間をかけて作り、ケーキを入れる箱はどれがよいかを選び……
といった感じで「プロセス」があるのです。
目の前にたった1つのケーキがあったとして、そのケーキができるまでのプロセスを読み取れる人はモテます。
プレゼントをされたときには「ありがとう」にもう一言加えて「これ、大変だったんじゃない?」と褒めましょう。
相手は、にやりと笑みを浮かべ「よく聞いてくれました。実はこれにはいろいろありまして……」と、話に花が咲くものです。
褒めるときには、結果だけを褒めるのではなく、プロセスも褒めましょう。
汗と涙の結晶でできた結果以前に、長いプロセスが存在することを忘れてはいけません。
プロセスにまで目を向けることができる人は、相手の見えない努力を感じ取ることができる人なのです。