男の子であれ女の子であろうと、10歳未満なら、しばしばおねしょをすることでしょう。
子どもがおねしょをしたときは、どう対応していますか。
親としては、子どもが悪いことをしたように見え、叱ってしまう親も多いのではないでしょうか。
「ダメでしょ」
「ダメな子ね」
「またやったの。この前もおねしょはいけないって言ったでしょ」
もし他人に迷惑をかけたり、マナーの悪いことをしたりすれば叱る必要がありますが、おねしょの場合は例外です。
決して「しよう」と思ってしたわけではないからです。
寝ているとき、気づけばおしっこをしていた。
一番驚いているのは、子どもです。
そもそもおねしょがなぜ起こるのかというと、筋肉が未発達のために起こる現象です。
幼児期は、膀胱周りの筋肉がまだ十分に発達していないため、寝ている間に緩みやすくなります。
睡眠中に夢を見ているときは筋肉が特に緩みがちになるので、お漏らしをしやすくなってしまいます。
こういうとき、叱るのではありません。
叱りそうになるところを、ぐっとこらえましょう。
「大丈夫。自分も子どものころ、よくやったものだ」と言ってあげましょう。
「許し」と「共感」の言葉があるかどうかです。
「大丈夫」と言われると許してもらえたと感じ「自分も子どものころ、よくやったものだ」と言われると共感されたと感じます。
そう言われると、子どもは心からほっとできます。
子どもに気にさせないようにする配慮をしてあげましょう。