執筆者:水口貴博

子どもに礼儀と行儀をしつける30の方法

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ご近所から褒められた経験が、子どもの意識を変える。

ご近所から褒められた経験が、子どもの意識を変える。 | 子どもに礼儀と行儀をしつける30の方法

私が幼いころ、親から教わった礼儀はたくさんあります。

厳しいしつけの1つに「脱いだ靴はそろえる」というしつけがありました。

靴を揃えず、ほったらかしにしていると「揃えなさい」と、親が怒鳴ります。

叱られるのが嫌だったので、靴を脱いでから振り返って腰をかがめ、靴を揃え直します。

靴を脱いだときのマナーです。

子どものころは、たったこれだけのことでも面倒だと感じていました。

たしかに靴を揃えたほうが見た目はいいですが、それほど大きな意味があるとは思えない時期がありました。

別に自分がはく物で、他人に迷惑をかけるわけではないと思っていました。

しかし、ある日、その感覚が快感に変わる日がありました。

私の実家から歩いて5分くらいのところに、友人の家があります。

友人の家に上がろうとしたとき、いつもの習慣から脱いだ靴を揃えていました。

もうそれが、癖になっていました。

すると、友人のお母さんから「まあ、きれいに靴を揃えられて偉いね」と、褒められたことがありました。

それが嬉しかった。

親からは「ああしなさい、こうしなさい」と口うるさいだけです。

叱られてばかり。

しかし、他人の親からは褒められ、新鮮で感動しました。

行儀のよさで、褒められたりするだけでなく、ほかの人を気持ちよくさせることができるのかと気づきました。

このとき、自分の行儀のよさが快感へと変わりました。

私はもっと親から行儀を教わりたいと思うようになりました。

子どもでも、親が口うるさくいう理由が、なんとなくわかり始めた瞬間でした。

子どもとしてはもっと褒められたい欲求があります。

「もっと褒められるには、もっと行儀よくなればいい」

そう思うようになり、素直に親の言うことを聞くようになりました。

子どもに礼儀と行儀をしつける方法(8)
  • ご近所さんから、褒めてもらう。
正義のために生きるヒーロー番組は、子どもの礼儀や行儀に好影響を与える。

子どもに礼儀と行儀をしつける30の方法

  1. 幼いときに身につけた習慣は、大人になってからも変わりにくい。
  2. 「お行儀よくしましょう」という言い方では、子どもは行儀よく行動できない。
  3. 子どもに、礼儀や行儀を教えるなら、10歳までの時期が大切。
  4. 初めは、礼儀や行儀の理屈を抜きにしつけてもいい。
  5. そもそも礼儀や行儀は「頭」で覚えるのではなく「体」で覚えるもの。
  6. 子どもが100点や1等賞を取ったときも喜ぶ。
    取れなくても喜ぶ。
  7. 親が子どもから感謝されるのは、ずっと後になってから。
  8. ご近所から褒められた経験が、子どもの意識を変える。
  9. 正義のために生きるヒーロー番組は、子どもの礼儀や行儀に好影響を与える。
  10. 子どもが駄々をこねても気軽に応じないほど、精神的に強くなる。
  11. お金や物質などのご褒美を与えればいいわけではない。
    子どもが一番見たいのは、親が喜ぶ姿。
  12. 親が喜び上手なら、子どもは自然と努力をする。
  13. お小遣いを無条件に与えていると、子どもの金銭感覚は養われない。
  14. きちんとしたしつけのためには「優しさ」と「厳しさ」両方の教育方法が必要。
  15. 優しさと厳しさは、偏りすぎてはいけない。
    バランスが大切。
  16. 子どもから尊敬されるという願いは、今のところ、捨てておいたほうがいい。
  17. 子どもにプラス発想を教えるには、親がプラス発想をするだけでいい。
  18. 子どもにとって、学生服を着ることほど難しいことはない。
  19. 子どもが心を開くかどうかは、親の聞き方しだい。
  20. 無駄をしないのは、最も無駄。
  21. 挨拶をしないのは、れっきとした無視行為。
  22. 子どもの言葉に耳を傾ければ、自然と素直になる。
  23. 親は、子どもの勇気を出す手助けをするだけでいい。
  24. 成功であれ失敗であろうと、勇気を出して行動すれば、褒めることができる。
  25. 夫が仕事に精を出せば出すほど、発生しやすい矛盾点がある。
  26. 「親は何のために働いているのか」を、きちんと子どもに話す。
  27. 子どもが何かに熱中し始めたら、とことん熱中させてあげること。
  28. 親になった今だからこそ、マナー教室に通う価値がある。
  29. 親が子どもに対して礼儀がないと、子も親に対して礼儀がなくなる。
  30. しつけは「従順期」「反抗期」「反省期」の3段階を経る。

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