難しい理屈は抜きにして「こういうときはこうするものだ」というのを、優しく丁寧に教えます。
本来なら、なぜそういうことをするのかを説明しながら教えるのがベストです。
「自分が気持ちよくなるため」「他人に迷惑をかけないため」などです。
しかし、子どもの場合はまだ経験が浅いため、理由を聞いても、ぽかんとします。
人生経験がまだ浅いので、相手の立場になって考えたり、気持ちを推し量ったりなど、難しいです。
余裕があれば説明しながら教えてもいいですが、余裕がなければ無理に説明する必要もありません。
最初は難しい理屈は抜きにして、礼儀・行儀・作法を教えます。
10歳未満の時期は「こういうときにはこうするものだ」ということを、淡々としつけていきましょう。
もちろん最後まで意味を理解しないままではありません。
子どもが成長して経験が豊富になるにつれ「なぜそうするのか」という行儀や作法の意味は、自然とわかってくるはずです。