執筆者:水口貴博

幼児がすくすく育つ30の教育方法(1歳~6歳)

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「悪いことをしてはいけません」という教え方だけでは、幼い子どもは納得できない。

「悪いことをしてはいけません」という教え方だけでは、幼い子どもは納得できない。 | 幼児がすくすく育つ30の教育方法(1歳~6歳)

教育する親は、大人です。

大人ですから、つい子どもの立場を忘れ、大人の立場から教育を考えてしまうことがあります。

子どもへの教え方でよくありがちな典型的な間違いがあります。

「悪いことをしてはいけません」という教えです。

大人なら、ある程度、善悪の判断がつきます。

長く生きていますから、常識や作法などが身についており、何がよくて何が悪いのかがわかっています。

いいことは吸収し、悪いことは無視する。

そういう「判断」ができます。

しかし、子どもはまだきちんと善悪の判断がつきません。

「悪いことをしてはいけません」という教えは、そのとおりですが、いきなり最初に言っても幼い子どもは困ります。

幼い子どもには「悪いことは何なのか」と疑問に思うからです。

いいことと悪いことを判断したいけれど、わかるほど分別がまだついていない。

悪いことをしたくない気持ちはあっても、その判断ができません。

むしろ「何が悪いことなのか、こっちが教えてほしいよ」と思っています。

子どもに対する教え方は「悪いことをしてはいけません」ではなく「これは悪いことですよ」という教え方です。

子どもが間違ったことをしたとき、親は寛大な心で「これは悪いことですよ。悪いことだからしてはいけません」と優しく教えます。

そういうことを、一つ一つ丁寧に教えます。

この積み重ねです。

根気のいるところですが、一つ一つ善悪を教えて常識や作法を教えていくしかないのです。

幼児がすくすく育つ教育方法(1歳~6歳)(16)
  • いきなり「悪いことはしてはいけない」と教えるのではなく、何が悪いことなのか、1つずつ教えていく。
子育てにはチームワークが必要だ。

幼児がすくすく育つ30の教育方法(1歳~6歳)

  1. 3つ子の魂が百まで続くのは、本当だった。
  2. 自分の子どもに向かって、笑顔で「ありがとう」と言う。
  3. いくら気になるとはいえ、他の子と比べない。
  4. 子どもは親に触れているとき、一番安心する。
  5. 子どもと話をするときには、大人が子どもの目線に合わせて話をする。
  6. 子どもの頭は、絶対に叩かない。
    叩くくらいなら、優しく手を握り締める。
  7. お風呂の温度は、大人と子どもで感じ方が違う。
  8. 子どもは、悪さをしたくて、しているのではない。
  9. 大人のスピードは、子どもには速すぎる。
  10. 「まだわかっていない」という子どもを、わかってあげる。
  11. 子どもから目を離す時間が、だんだん長くなっていませんか。
  12. 親と子とでは、見える世界が全然違う。
  13. いっぱい愛情を受けた子どもほど、成長が早くなる。
  14. 親がキレやすいと、子どももキレやすくなる。
  15. 親からたくさん話しかけられた子どもは、言語の習得が早くなる。
  16. 「悪いことをしてはいけません」という教え方だけでは、幼い子どもは納得できない。
  17. 子育てにはチームワークが必要だ。
  18. 子どもの話をたっぷり聞いてあげられる親になる。
  19. 子どもはお手伝いによって、成長する。
  20. 子どもと一緒に家事をしながら、説明したり質問したりする。
  21. 「しなさい・してはいけません」より「嬉しい・悲しい」で教育する。
  22. 子どもは子どもとして、日々学ぶ。
    親も親として、日々学ぶ。
  23. 肉声による昔話には、想像力を高める効果がある。
  24. 子どもの喧嘩は事情を聞くだけで、解決する。
  25. 子どもが甘えてこないからと言って、そっとしてほしいとは限らない。
  26. 祖父や祖母に頼ったほうが、子育ての質は格段によくなる。
  27. 子育てには休日がない。
    大変な子育てだからこそ、たまにはひと息が必要。
  28. いきなり叱ると、親の言葉が届かなくなる。
  29. 兄弟・姉妹に対して、平等に接すること。
  30. 手がかからない子になり始めたときこそ、注意せよ。

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