こんな経験をしたことはありませんか。
「一生懸命に勉強しているときに限って、なぜかすぐおなかがすく」
これは本当の話です。
一生懸命に勉強をしていると、おなかがすくのも早くなるというのは本当です。
脳のエネルギーは、唯一、ブドウ糖のみです。
脳の活動が活発なら、脳のカロリー消費量も普段より多くなるからです。
体の筋肉を動かせばカロリー消費が激しくなって、すぐおなかがすきます。
同じように、脳も普段よりよく使えば、カロリー消費が多くなり、すぐおなかがすきます。
こういうときに、つい手を出してしまうのが「スナック菓子」です。
小さくて、手軽で、かわいいし、食べやすい。
勉強中におなかがすいて、小腹を満たすために、ついスナック菓子へと手を出してしまいます。
ここがよくありません。
たしかに脳のエネルギー源は、ブドウ糖だけです。
ブドウ糖の補給には、スナック菓子が一番手っ取り早いですが、落とし穴があります。
お菓子を食べて一時的に満腹になっても、またすぐおなかがすいてしまい、集中力が低下してしまいます。
砂糖の塊であるスナック菓子を食べると、血糖値が急激に上昇し、空腹を満たせます。
しかし、急激に上昇した血糖値を下げるために、インスリンもすい臓から大量に分泌されます。
小腹を満たすためにちょうどよいと思って食べたスナック菓子は、勉強の調子を狂わせてしまう原因になります。
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しかも血糖値が急低下した場合、影響を受けるのは集中力だけではありません。
いらいらしたり、だるさを感じたり、眠気が襲ってきたりします。
では、勉強中に小腹がすけば、何を口にすればいいのでしょうか。
おすすめは、やはり果物です。
果物に含まれる糖分は、スナック菓子に含まれる砂糖とは違い、消化に時間がかかり、血糖値の急上昇・急降下を抑えます。
そのため、集中力を低下させたり、いらいらや眠気を誘ったりなどの心配もありません。
適度に小腹を満たしてくれ、空腹感を満たしてくれることでしょう。