「明日の11時にA社に電話をしてほしい」
そういう依頼が上司からあったとします。
あなたはどう返事をしますか。
「はい。わかりました」
そう答える人が多いのではないでしょうか。
これではいけません。
「はい。わかりました」まではOKです。
しかし「はい。わかりました」で終わらせるのは、十分とは言えません。
学生時代の返事の名残があるのでしょうか。
社会人になっても「はい。わかりました」で返事を終わらせる人がいます。
なぜいけないのでしょうか。
確認を怠っているからです。
「はい。わかりました」の後に、重要な言葉が抜けているのは「復唱」です。
「はい。わかりました」だけで返事を終わらせると、内容の確認をすることがありません。
場合によっては「11時」を「17時」と聞き間違えてしまうこともあるでしょう。
ビジネスでは、聞き間違いは日常茶飯事です。
こういうときは「はい。わかりました」の後に「11時に電話ですね」と復唱して、内容を確かめるようにすればいい。
「はい。わかりました」の後には必ず復唱です。
このセットは、口癖にしましょう。
仕事をスムーズに進めるために、返事はすべて復唱で大丈夫です。
聞き間違いを防ぐ効果があるだけでなく、自分が予定を口にすることで、頭にも刻み込まれます。
復唱することで、相手に「きちんと内容を理解しました」というアピールにもなります。
「話のわかる人」「理解のいい人」という印象が残り、印象アップになるのです。