ワンフレーズでまとめるのは、段取りのいい方法です。
仕事での発言は、あらゆることをワンフレーズでまとめる習慣をつけましょう。
説得にしろ、説明にしろ、言いたいことがたくさんあり、長々と話をしたい気持ちもあるでしょう。
その気持ちはぐっとこらえて、まずは言いたいことを「一言」でまとめる習慣をつけましょう。
頭の体操にもなりますから、これはぜひおすすめします。
おすすめする理由は3つあります。
順に説明をします。
最初は、ワンフレーズを心がけることで「考えが整理しやすくなること」です。
一言でまとめるためには、いらない部分を削り、大切な部分を見抜く必要があります。
それは、要約する力であり、本質をつく力です。
「何を言いたいのか」とまとめる力は、会議で話をするときも聞くときも重要です。
考えが整理しやすくなり、相手に伝えやすくなります。
言葉が力強くなり、説得力がつきます。
続いて2つ目は「相手に理解されやすい」ということです。
考えを整理したフレーズはとてもわかりやすいため、相手に理解されやすくなります。
ことわざがなぜ説得力があるのかというと、まさにワンフレーズだからです。
まさに言いたいことを一言にまとめて圧縮しています。
長々と話をするより一言で伝えたほうが、簡潔であるため、心に残ります。
最後が最も重要です。
まとめたワンフレーズは、そのままキーフレーズへと変わるということです。
言いたいことを圧縮した結果ですから、核心であり本質であり結晶です。
キーフレーズを頻繁に使うと、素晴らしいことを発言しているような気がします。
さて、あなたに質問です。
「あなたが心がけている仕事のコツは何ですか」
ぜひ、ワンフレーズで答えましょう。
今あなたの頭の中は、仕事の方法について整理がされていることでしょう。
それは、あなたのためになりますし、聞いた人にとってもわかりやすくなります。
答えられないなら、核心をまだ絞り切れていない証拠です。
本当に理解ができているなら、必ず一言でまとめることができるはずです。
ちなみに私なら「シンプルさを心がけること」と答えます。
いかがでしょうか。
ワンフレーズはわかりやすいですね。
伝えやすく、理解されやすくなります。
しかもワンフレーズを心がけることで、その言葉は自動的にキーフレーズにもなります。
シンプルがキーワードになります。
言いたいことをワンフレーズでまとめようとするだけでいいのです。