執筆者:水口貴博

ゆっくり豊かな暮らしのすすめ

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遠くを見ていると、生き方は安定する。

遠くを見ていると、生き方は安定する。 | ゆっくり豊かな暮らしのすすめ

遠くを見る習慣は、スローライフでは大切です。

スローライフを実現させようと思えば、遠くを見る習慣は欠かせません。

遠くの何を見るのかというと、2つあります。

  • 「遠くの景色」
  • 「遠くの未来」

遠くにこそ安定があり、落ち着きがあります。

私たちは普段、近くばかりを見ています。

明日のスケジュールのことを考え焦り、目の前の景色を見て素早く行動しています。

そうした余裕のない生活は、忙しい日々のせいだと思います。

しかし、実は、違います。

近くを見ている習慣があるから、忙しくなってしまいます。

電車に乗って窓から外の景色を眺めるときも、近くの景色のほうが移り変わりは激しいです。

どんなに美しい景色が広がっていても、近くを見ていると次から次へと景色が移り変わるので落ち着きません。

目を左右に動かす必要があるため、すぐ疲れます。

できるかぎり、遠くを見るようにしましょう。

遠くの景色ほど、移り変わりが穏やかです。

近くを見ているといらいらしますが、遠くを見ていると落ち着きます。

これは「景色」だけの話ではありません。

「時間」においても、遠くを見るようにしましょう。

明日のスケジュールより、1週間後です。

1週間後より、1年後です。

1年後より、10年後。

究極を言えば、10年後より自分が死ぬときまで視野に入れます。

そのくらい遠い未来を考えてスケジュールを立てることができれば、あなたの生活は必ず安定します。

目指すべき仕事、資格、生き方が変わり、世間の風に流されなくなります。

目を半開きにして、遠くを見つめましょう。

釈迦しゃか様の目は、半開きになっています。

なぜ半開きになっているのかというと、遠くを見ているからです。

「遠くの景色」と「遠くの未来」を見ていると、目は自然と半開きになります。

遠くを見つめるとき、私たちは穏やかさを手に入れ、悟りを開くことができるのです。

ゆっくり豊かな暮らしのすすめ(25)
  • 「遠くの景色」と「遠くの未来」を、見る。
植物の成長は、時間がかかるからこそいい。

ゆっくり豊かな暮らしのすすめ

  1. ゆっくりだからこそ、見えるものがある。
  2. スローライフの真意とは、心を充実させること。
  3. スローとだらだらは、別である。
  4. 早歩きをやめる。
  5. 階段を、1段飛ばしで上がらない。
  6. 1日中、読書を楽しむ日を作る。
  7. 即答は、思わぬ失言を招く。
  8. スローになると、優しい気持ちがよみがえってくる。
  9. 現在は、これまでの過去の「結果」。
    現在は、これからやってくる未来の「原因」。
  10. たくさんの作品を楽しむより、1つの作品を何度も楽しむ。
  11. 世界的にヒットしているシリーズ作品には、大作が多い。
  12. 食事をすればいいと言うわけではない。
    作るところから食事を味わう。
  13. 精神と呼吸は、深いところではつながっている。
  14. 本来、水はおいしい。
  15. 人生のステージに応じて、住む場所を変える。
  16. よく噛んで、よく味わい、健康になる。
  17. 速く働く心は病んでいる。
    ゆっくり働く心は健全である。
    不動の心は神聖である。
  18. 私たちが最終的に目指すべきは「不動の心」。
  19. 電車の窓から、外の景色を楽しむ。
  20. 疲れたから休憩ではなく、疲れる前に休憩する。
  21. いい物品と長い年月を共にして、愛着を根づかせる。
  22. 使う頻度や使用時間の長さから考えれば、寝具は最もお金をかけるべき。
  23. ファストフードやジャンクフードを、食べない。
  24. ゆっくり1つずつ確実に行動することで、ミスが減り速くなる。
  25. 遠くを見ていると、生き方は安定する。
  26. 植物の成長は、時間がかかるからこそいい。
  27. ちびちびと食べれば、長く味を楽しめる。
  28. なぜデパートの地下の食品売り場には、時計がないのか。
  29. 値札を見ないで、買い物をする。
  30. 自然の音こそ、一番のヒーリングミュージック。

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