読み手にとって、わかりやすい文章は、まず「結論」から始まる文章です。
読んでいて「だから、何が言いたいの?」という文章があります。
そういう文章に限って、結論を後回しにしています。
結論を後回しにすると、文章がもやもやしてしまい、わかりにくくなってしまうのです。
著者を見てみると、大学教授や地位の高い人だったりします。
プライドが高くて、最初に一番大切なことを持ってくるのは、もったいないと思っているのでしょう。
しかし、結論が後回しになると、読み手はいらいらしています。
貴重な時間を使って読んでいる読者を、いらいらさせてしまってはいけません。
いらいらさせてしまわないように、結論から始めましょう。
「結論を最初にもってくると、読者は読んでくれなくなる」と、思われがちですが、そんなことはありません。
最初に一番おいしいところを持ってくると、読者は「おっ、どれどれ」と興味を持って、読んでくれるのです。
この文章の一番大切なところも、最初にもってきています。
この文章は、タイトルである「まず、『結論』から始めることが大切」が、一番大切なところです。
これが、一番言いたいことです。
一番大切なことは、最初にもってきています。
読者は「これからどんな話が始まるのか」ということが、はっきりわかるのです。