「お金持ちになりたい」という言葉は、悪い言葉ではありません。
「できるだけお金をたくさん持ちたい」と思うのは、当然の気持ちです。
事実、お金があるほど、さまざまなことが実現可能になります。
心配していることが減り、できることが増えます。
お金に対して前向きなイメージがあると、お金を稼ぐ力が強くなります。
「もっとお金が欲しい」と思うからこそ「たくさん仕事をするぞ」という情熱に燃えます。
「お金をたくさん持ちたい」と思うのは、まっとうな考え方です。
しかし「お金持ちになりたい」という素直な表現に、抵抗を感じている人が多いのもたしかです。
ストレートな表現すぎて、口にするのは抵抗があることでしょう。
お金のことしか頭にないのかと、誤解されることもあります。
良い表現があります。
「お金持ちになりたい」ではなく「経済力を身につけたい」という表現です。
「経済力」という言葉には、お金はだけでなく、幅広い印象が含まれます。
「妻を養いたい」
「子どものために、教育費を稼ぎたい」
「仕事のできる人になりたい」
「大好きな人に、すてきなプレゼントを贈りたい」
「たくさん本を読んだり、旅行をしたりして、人間を磨きたい」
根本的な意味としては、どちらも「お金を稼ぐ力をつけたい」という意味ですが、表現が変わるだけで印象ががらっと変わります。
「お金持ちになりたい」より高尚で、誠実な印象があります。
表現を変えるだけですから、今すぐできるはずです。
お金を前向きに肯定して、稼ごうとする力をつけるのです。