仕事の仲間、あるいは取引先の人が「仕事中に倒れて入院した」という知らせを受けることがあります。
実は私も、職場の人間が仕事中に突然泡を吹いて倒れたことがありました。
大声で叫んでから倒れてしまいました。
けいれんを起こし、口からは泡を吹いています。
こういうことは、急に起こることです。
もちろん救急車を呼び、すぐ病院へ運ばれました。
大切な仲間の1人ですから、職場の誰しもが心配します。
だからとはいえ「じゃあ次の日にみんなでお見舞いに行こう」というのはNGです。
お見舞いに来られる側の立場になりましょう。
病で倒れて、体調を大きく崩しているから入院しています。
そんな体調が不安定な人のところへ、大勢がいきなり押し掛ければ、どうなるでしょうか。
余計に気を使わせ、さらに病状を悪化させてしまうことになりかねません。
こういう場合には、まず様子を見るのが礼儀なのです。
丁寧で早い対応が、逆効果になるというケースがあることを知っておきましょう。
「誰がいつお見舞いに行くか」ということを、職場の人で話し合います。
難しい会議まで開く必要はありません。
職場の人たちでお見舞いに行く代表者を選んで、入院して数日たってからお見舞いに行くようにします。
入院した次の日にいきなり大勢でお見舞いでは、まだまだ病状や体調に無理があります。
入院している人も、精神的に不安定です。
あえて数日間は時間を置きます。
体力、精神、病状などが回復してからというタイミングで、お見舞いに行くようにします。
その際も、代表者が数人でお見舞いに行く程度でいいのです。