お祝い金を渡すときには、いくつかのマナーがあります。
まず、お祝い金についてですが、基本的に折り目のない新札にしましょう。
折り目が付いているお札だと「縁も折れてしまう」という意味があり、好ましくありません。
また裸のままで現金を渡すのは、厳禁です。
お祝い金は、入れるための専用の袋があります。
「祝儀袋」です。
現金を入れられる封筒なら何でもいいわけではなく、のし付きの縁起のよさを意識した専用の袋があるので、それに入れます。
コンビニに売っているので、それで十分です。
そこで終わらせてはいけません。
祝儀袋を、さらに「袱紗」と呼ばれる布に包みます。
私は社会人になるまで、このふくさと呼ばれるものがあることを知りませんでした。
ふくさを忘れている人が多いので、特にここは要注意です。
祝儀袋と見てすぐわかる形では目立ちます。
なぜふくさに包むのかというと、お祝い金をふくさに丁寧に包むことで、相手を思いやる気持ちを表現できるからです。
お祝いのときは、赤、ピンク、紫色のふくさを使います。
特に紫色は、慶弔ともに使える色なので便利です。
祝儀袋も、直接、新郎新婦に渡すのではありません。
式当日に、会場の受付に手渡しでOKです。
ここで、ふくさから祝儀袋を出して、受付に渡すのです。
手渡すときには、受付の方に「このたびはおめでとうございます。心ばかりのお祝いです。お納めください」と言えれば、完璧です。