執筆者:水口貴博

社内ビジネスマナーの30の基本

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クッション言葉で、言いにくい一言が、言いやすくなる。

クッション言葉で、言いにくい一言が、言いやすくなる。 | 社内ビジネスマナーの30の基本

多くの人と人とが集まっている社内では、コミュニケーションは欠かせません。

言葉遣いには、敬語・謙譲語・丁寧語などがあります。

コミュニケーションがあってこそ、たくさんの人が団結して、質の高い仕事ができるようになります。

しかし、人をつなぐコミュニケーションには、もう1つ、忘れてならない言葉があります。

「クッション言葉」です。

クッション言葉とは、言葉と言葉の間に挟んで、発言の衝撃を和らげるものです。

クッション言葉を使えるようになってこそ、仕事のできる社会人です。

たとえば、忙しい人にいきなり自分の用件を伝えるのは、上手なコミュニケーションではありません。

突然自分の用件をいきなり伝えても「自分の都合しか考えていない人」と思われます。

むっとされてしまい、用件も聞いてもらえなくなります。

そういうときにこそ、クッション言葉です。

「お忙しいところ恐れ入ります」

「今、ちょっとよろしいですか」

相手の状況を察する言葉を入れるのです。

相手の状況に配慮した一言があると、相手は話を聞く準備ができ、気前よく話を聞いてくれます。

多種多様な人がたくさんいる職場だからこそ、コミュニケーションをスムーズにするために欠かせません。

クッション言葉が一言あるかないかによって、受ける印象はまったく変わります。

「失礼ですが」

「恐れ入りますが」

「お手数をおかけしますが」

「もし、よろしければ」

「申し上げにくいのですが」

「気分を害されたら申し訳ないのですが」

「今、気づいたのですが」

こうした一言があると「少し話を聞こうではないか」と思うものです。

クッション言葉で、言いにくい一言が、言いやすくなるのです。

相手をいたわる言葉があるだけで、コミュニケーションはスムーズになるのです。

社内ビジネスマナーの基本(26)
  • クッション言葉を言ってから、用件を伝える。
机を長時間離れるときには、資料を出しっぱなしにしない。

社内ビジネスマナーの30の基本

  1. 仕事マナーがあれば、嫌いな人とも一緒に仕事ができる。
  2. 「ご苦労さま」と「お疲れさま」の違いに気をつけよう。
  3. 取り出したものは、使い終われば、元の場所に戻す。
  4. 風邪を引いたときには、無理をせず休む。
  5. 風邪を引きかけているときには、マスクを付けておこう。
  6. いつの間にか二重敬語を使っていませんか。
  7. 報告・連絡・相談は、社会人としての基本マナー。
  8. 休暇届を、直前になって出すのはタブー。
  9. ストレスがかかっているときは、ストレスを感じない。
  10. 欠勤の連絡を、親にさせない。
  11. 遅刻連絡のときには「遅れる理由」と「目安」を伝えるようにしよう。
  12. 会社にある備品は、持ち帰ってはいけない。
  13. 長時間席を外す場合には、ほかの人に伝えておくこと。
  14. 言葉遣い(敬語・謙譲語・丁寧語)は、社会人にとって欠かせない技能。
  15. 社内の話を、社外で話してはいけない。
  16. 会社の上下関係は「年齢」ではなく「キャリア」である。
  17. ダメと言っている人が、ダメになる。
  18. デスクの上の整理整頓も、仕事の1つ。
  19. 挨拶をすれば、人間関係がよくなる。
  20. 挨拶は、言われる前に、言う。
  21. 失敗は、して落ち込むのではない。
    して、飛躍するのだ。
  22. いくらベテランでも、新しい職場では新人である。
  23. いくら定時が過ぎているとはいえ、直帰する場合には、会社に連絡をする。
  24. 社会人になってからは、悪い癖は無視できない。
  25. プリンターの使い方を覚えるのも、仕事のうち。
  26. クッション言葉で、言いにくい一言が、言いやすくなる。
  27. 机を長時間離れるときには、資料を出しっぱなしにしない。
  28. 独り言を言いながら、仕事をしない。
  29. マニュアルはあっても、頼りすぎない。
  30. 話しかけるときには、タイミングを考えよう。

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