お願いのポイントは、あなたが相手のところへ出向くことです。
お願いをするからとはいえ、相手を自分のところへ呼び寄せるのでは失礼です。
あなたが相手のところまで、わざわざ出向きます。
足を運ぶのです。
この手間暇が、説得には必要です。
たとえば、あなたが仕事のリーダーだとしましょう。
部下を自分のところへ呼ぶのではなく、あなたが部下のところまで出向きます。
わざわざ足を運んでくれた人には、好意を持ちます。
せっかく来てくれたのだから、何とかその苦労に報いたい気持ちが出てきて、お願いも通りやすくなります。
あなたが、ある人にお願いをしたいことがあるとします。
そんなときには、相手のところまで行って、お願いをすればいい。
「わざわざ足を運んできた」という行為を見せることで、相手にNoと言わせにくい雰囲気を作ればいいのです。