私はいつも自分の文章の説得力を上げるために「言い切る」というスタイルで書いています。
自信を持ち言い切った話し方は、説得力が向上する話し方です。
「~します」
「~です」
「~なのです」
自信を持って言い切られると、胸に突き刺さります。
「言い切るくらい何だから間違いないんだろう」と思うのです。
言い切る話し方には、多少とげがあるのは、私もわかっています。
人によっては、この話し方にアレルギーを持つ人もいるようです。
私のところに寄せられてくる批判メールも、この言い切るスタイルに違和感を覚えた人が多いようです。
しかし、これは、わざとそういうふうにしています。
話の説得力を上げるための工夫です。
執筆という仕事をしているうえで、読者へのメッセージ性が強くなければ、そもそも作家という仕事はできていません。
伝えることこそ、作家の仕事です。
私は曖昧な話し方をできるだけ排除して、言い切る話し方をすることで、言葉を鋭くさせています。
鋭いハリのほうが刺さりやすいように、言葉も鋭いほうが読者の心に突き刺さりやすくなります。
鋭い言葉のほうが、メッセージ性が強くなります。
言い切ったほうが、読者のハートを後押しする力が強くなり、行動に結びつきやすくなります。
苦い薬は、嫌われますが、回復効果は高いです。
厳しい先生ほど、生徒に嫌われますが、成長につながる先生です。
言葉も鋭いほうが、嫌われはしますが、読者にとってためになるのです。