「難しそう」と「難しかった」の2つの言葉があります。
それぞれの意味を混同していませんか。
響きは似ていますが、意味は全然違います。
「難しかった」であればいいのです。
「難しかった」は「完了形」です。
すでにアクションを起こしたことがあるということです。
きちんと具体的に動いています。
過去に取り組んだ経験があるからこそ、手応えがわかりました。
取り組んだ結果「難しかった」と判断しているので、それは間違いありません。
注意したいのは「難しそう」という場合です。
「難しそう」は「推測」です。
まだ一度もアクションを起こしたことがありません。
印象や雰囲気から受けたイメージにすぎません。
一度も取り組んだ経験がないため、先入観や思い込みである可能性があります。
「難しそう」と思い込んで、取り組む前から諦めることほど惜しいことはありません。
「難しそう」と何度も強く思っていると、はっきりしないことでも、確定した事実のように感じてきます。
知らず知らずのうちに、貴重なチャンスを逃している可能性があるのです。
あなたが思っているのは「難しそう」「難しかった」のどちらでしょうか。
「難しそう」であれば「本当にそうなのかな?」と一度疑ってみてください。
未経験は未確認です。
思い込みの可能性があるので、ぜひ一度トライしてみてください。
「試しにやってみるか!」という軽い気持ちでいいのです。
思ったより簡単にできてしまうかもしれません。
「難しそうに思えたが、実際にやってみると思いのほか簡単だった」というパターンはよくあることです。
思ったとおり難しかったとしても、希望はあります。
工夫や方法を変えて再チャレンジすれば、2回目はすんなり達成できる可能性があります。
「難しかった」「難しそう」をきちんと区別する人が、人生を切り開いていけるのです。