「熱しやすく冷めやすい性格」に悩んでいる人がいます。
「物事にすぐ熱中をする反面、冷めるのも早い」という意味です。
別の言い方をすれば「飽き性」です。
急激に感情が高ぶってのめり込んでしまうものの、長続きしません。
すぐ興味関心をなくし、気持ちが冷めてしまいます。
世間的に熱しやすく冷めやすい性格は良いイメージを持たれることが少ないもの。
熱しやすく冷めやすい性格のせいで、趣味や恋愛でつまずいている人もいるかもしれません。
しかし、そんな熱しやすく冷めやすい性格であっても「素晴らしい点」があります。
「少なくとも『熱中』を実現できている」という点です。
冷めやすいとはいえ、感情の火がつき、熱中を実現できています。
長続きはしないかもしれませんが、一時期であれ短い期間であれ、とことん熱く集中ができているのは素晴らしいことです。
そして喜ぶべきことです。
自分の性格をポジティブに捉えてください。
「少なくとも『熱中』は実現できているよね」と思えばいいのです。
一時的であれ、無我夢中になれるのは幸いなことです。
氷のように冷めたままでいるよりは、はるかにハッピーです。
考えようによっては「対策しやすい性格」とも言えます。
熱しやすく冷めやすいとわかっていれば、それ相応の対策が立てられるでしょう。
たき火はまきをくべて火を維持しますが、熱しやすく冷めやすい性格も対策は同じことです。
熱中の火が維持するよう、どんどんまきをくべていけばいいのです。
たとえば、工夫を加えて刺激を増やしたり、パターンを変えて変化をつけてみたりです。
熱しやすく冷めやすくても、まきをくべていけば、熱中を長続きさせることが可能となります。
工夫によっては永遠に熱中を継続していくことも不可能ではないのです。