緊張するからといって先延ばしにするのは逆効果です。
時間ができると、頭の中で妄想が暴走を始めます。
ポジティブな妄想ならまだいいのですが、緊張するときの妄想はたいていネガティブです。
考える余裕があると、あれこれ悪いことを考えてしまい、だんだん不快感が強くなります。
じっとしているのにストレスを感じる状態になる。
だんだん心拍数も上がって、手や額に汗をかく。
緊張は風船のようなものです。
時間が経つにつれて、だんだん膨らんで大きくなります。
あるところまで膨らむと、今にもぱんと破裂しそうで、気が気ではなくなります。
時間に比例して緊張がエスカレートしていき、自分で自分を追い込んでしまうことになります。
だからこそ即行動です。
緊張が高ぶる前にアクションを起こすのです。
緊張したくないなら、日頃から「即行動」を意識してください。
緊張が高ぶる前に手を上げます。
緊張が高ぶる前に電話をします。
プレゼンやスピーチであれば、1番手を狙います。
もともと緊張に弱い人であれば、なおさら即行動を意識するのが賢明です。
緊張が高ぶる前に取りかかり、さっさと仕事を片付けるのです。
時間を置くから緊張します。
時間を置かなければ緊張しません。
理想は「緊張する暇もないくらい素早い行動」です。
即行動を心がければ、緊張する暇もなくなり、緊張の影響を受けなくなります。
試験日や発表日など、即行動しようにも日時が決まっていて難しいこともありますが、頭に入れておいて損はないはずです。
日程を調整できるなら、少し前倒しを検討してみるといいでしょう。
待機時間が少し短くなるだけでも救われます。
できるだけ意識しておくに越したことはありません。
即行動には、もうひとつ嬉しいメリットがあります。
即行動を心がければ、スピードを発揮することになり、仕事もどんどん前に進んでいきます。
「いつも仕事が早いね」と褒められるようになるでしょう。
即行動は、緊張対策だけでなく、仕事のスピードアップにもつながるのです。