「既婚者は出世しやすい」という話を聞いたことはありませんか。
「そんなばかな!」と思うかもしれませんが、あなたの会社にいる上司たちを見てください。
直属・他部署の上司だけでなく、取締役や社長についてもチェックしてみてください。
おそらく既婚者が多いのではないでしょうか。
はっきり語られることではありませんが、社会には「既婚者は出世しやすい」という不文律があります。
実際のところ、既婚者は出世しやすい現実が事実としてあります。
既婚に加えて子どもがいると、さらに出世しやすくなります。
なぜ既婚者のほうが出世しやすいのか。
それは次の3つの理由です。
結婚して家族ができることで、守らなければいけない存在ができます。
守るものができると、人は強くなります。
「妻のため」「子どものため」「家族の将来のため」という気持ちは大きなモチベーションとなるでしょう。
社会的な責任が増すことで働く意欲が高まり、仕事に対しても責任感を持って打ち込んでくれることが期待されます。
社会には「既婚者のほうが社会的信用がある」と見なされる風潮があります。
上司の中には「結婚をして一人前」という古い考えを持っている人も少なくありません。
顧客や取引先とのやりとりでも、相手が既婚者のほうが安心される傾向があります。
結婚すると、独身時代に比べて家計の出費が増える傾向にあります。
さらに子どもがいると、子育てにかかる費用も必要となり、ますます家計が大変になるでしょう。
上司としては「家計が大変だろう。子どもがいるなら教育費もかかるだろう。出世させてやらなければ」という心理的配慮もあります。
上司も1人の人間ですから、所帯持ちにはいっそうの配慮となるケースが少なくありません。
もちろん結婚は出世の絶対条件ではありません。
独身で出世・昇進をした人はいくらでもいて、例外もたくさんあります。
また既婚者にもかかわらず、無責任な上司がいることもあるでしょう。
出世で一番大切なのは実力と実績であり、これは紛れもない事実です。
しかし、出世において有利に働く条件としてあることも事実です。
はっきり語られることはありませんが、社会の不文律として存在しています。
頭の片隅に入れておいて損はないでしょう。