「最近、上司の仕事が遅くなったな」
昔はスピード感のあった上司が、あるときから遅くなったように感じることはありませんか。
「上司の仕事はいつも速かったのに、このごろ遅くなっているように感じる」
「上司はいつもてきぱきしていたのに、最近はもたもたした様子が目立ち始めるようになった」
上司の体調が悪いならわかりますが、特にそういうわけでもない。
仕事が遅くなった上司にちょっといらいらするかもしれません。
「上司なのにしっかりしてよ」と思うかもしれませんが、そこでいらいらしないでください。
もし上司の仕事が遅く感じるようになったら、喜んでください。
上司の仕事が遅くなったのではありません。
あなたの仕事が速くなったということです。
成長は少しずつであるように、仕事のスピードも少しずつです。
自分の仕事が速くなっても案外自分では気づかないものです。
自分のスピードアップは主観的かつ緩やかなことなので、実感しにくい特徴があります。
あなたのスピードが上司を追い抜けば、相対的に「上司の仕事が遅くなった」と感じるようになります。
特急列車が急行列車を追い抜くようなものです。
きっと上司に限らず、周りの同僚や部下たちの仕事も以前より遅くなったように感じるはずです。
自分の仕事が速くなったとわかれば、上司がもたもたしていても、寛大に接することができるようになります。
さて、あなたの仕事が速くなったことがわかったら、そこで終わりにするのではありません。
満足すると、そこで成長が止まります。
ここからが本番です。
さらに仕事のスピードを上げていきましょう。
仕事のスピードアップに終わりはありません。
「仕事のスピードが速くなってよかった」と満足するのではなく「まだまだ速くできる!」と思うことです。
仕事のスピードは速ければ速いほどいい。
仕事のスピードは、遅くて困ることはあっても、速くて困ることはありません。
上司が遅くなったように感じるなら、次は上司が止まっているように感じるくらいのスピードアップを目指しましょう。
未来の自分に期待してください。
さらなるスピードアップを目指すことで、やる気もやりがいも出てくるでしょう。
次の目標が見つかることで、次のステップに進めます。