一般的に衝動買いは避けるべきこととされています。
衝動買いは、無駄遣いになりやすい。
勢いやスピードがあっていいのですが、冷静な判断がうまくいきません。
じっくり考えることなく、その場の欲しい気持ちに任せた買い方は後悔することが多い。
不必要なものを必要と誤解してしまうかもしれません。
安易な考えで買うと、後になって「無駄遣いをしてしまった。どうして買ってしまったのだろう」と悔し涙を流すでしょう。
衝動買いが多いと、余計な出費が増えて、なかなかお金も貯まりません。
無駄遣いを減らそうとしているなら、衝動買いはもってのほかであり、少しでも減らそうと心がけているでしょう。
では、あらゆる衝動買いが悪いのかというと、そうではありません。
許される衝動買いがあります。
それが「計画的な衝動買い」です。
「衝動買いをする」と決めたうえで、衝動買いをするとします。
これはもはや衝動買いではありません。
計画的な衝動買いです。
ユニークな買い方ですが、時にはこういう買い方もありです。
たとえば、本屋に入るとき「よし、今日は衝動買いをしてみよう」と思って1冊買うとします。
直感でぴんときたらゴーサインです。
さっとレジに持っていって購入を完了させます。
そういう買い方なら悪くありません。
直感を重視した買い物です。
一瞬の出会い・偶然の出会いを大切にした買い物です。
決断力を鍛えるトレーニングでもあります。
あらかじめ衝動買いが計画され、衝動買いを許容しています。
悪いのはあくまで無計画の衝動買いであって、計画的な衝動買いであれば悪くありません。
たまには計画的な衝動買いをしてみましょう。
不思議な買い物の感覚を楽しめるでしょう。
あえて深く考えません。
一瞬の判断で買うことを決め、さっと精算を済ませましょう。
「本当にこんな買い方をしていいの?」と不安に思いますが、計画的であればいいのです。
もちろんやりすぎには注意ですが、たまに楽しむくらいならOKです。
ユニークな買い方ですが、だからこそ出会えるものがあります。
深く考えず、感性に頼った買い方をするほうが、いい出会いに巡り会えることがあります。
値段の安いものであれば、ハズレを引いてしまっても、経済的ダメージが小さくて済みます。
「衝動買いをしよう」と決めてから、何かを買ってみてください。
計画的な衝動買いを「直感的な買い方」と言い換えてみてください。
印象がポジティブに変わって、悪くないと思えるでしょう。
計画的な衝動買いは、もはや冒険なのです。