あなたが面倒だと思っていることを思い出してください。
掃除、洗濯、炊事、買い物、通勤、通学。
日々のルーティンワークであったり、単調な繰り返し作業であったりするでしょう。
面倒なことはなかなかやる気が起きません。
やる前から疲れを感じてしまいます。
心の中で「嫌だ」「サボりたい」「やりたくない」と叫んでいることでしょう。
体に倦怠感が広がって自然とため息が出てしまいます。
気が進まなくて、つい後回しにしがちです。
しかし、一度ここで足を止めて考え直してみたい。
それは本当に「面倒なこと」なのでしょうか。
いいえ、違います。
面倒なことではありません。
面倒だと思い込んでいるだけです。
面倒かどうかは主観にすぎません。
誰かが決めることではなく、自分で決めることです。
自分が面倒だと思うから、面倒なことになります。
心の中で「面倒くさいな」とつぶやいているでしょう。
「面倒くさいな」とつぶやくから自己暗示がかかって、おっくうな気持ちがエスカレートしていきます。
つまり、面倒なことの正体は、思い込みです。
思い込みであることに気づけば「なんだ、こんなことか」と思うはずです。
つまらない思い込みをしているせいで、自分から負のストレスを作り出し、わざわざ自分を疲れさせています。
ここに気づくことがポイントです。
世の中に面倒くさいことは1つもありません。
面倒だと思うあなたがいるだけです。
ここで試してみてほしいことがあります。
面倒なことを「面白いこと」と言い換えてみましょう。
「どこにも面白いことはない」と思うかもしれませんが、堅苦しく考えないでください。
頭の体操のつもりで取り組んでみましょう。
あるいは、新しく心を入れ替えるつもりで取り組んでみてもOKです。
「掃除が面倒くさい」「買い物が面倒くさい」と思うのではなく「掃除は面白い」「買い物は面白い」と思ってみます。
自分を騙すつもりで考えてみてください。
すると、不思議なことが起こります。
面白いことだと思えば、だんだん本当に面白く感じてきます。
面白いところを探すセンサーが働き始めます。
五感が鋭くなって、感性が敏感になります。
鋭い視点が生まれ、面白さを見いだしていけるでしょう。
心が柔らかくなって、発想力が豊かになります。
違った視点で見ることができるようになって、本当に面白いところが見つかってくるでしょう。
面倒なことを「面白いこと」と言い換えれば、本当に面白く感じてくるのです。