執筆者:水口貴博

ご縁を大切にする30の言葉

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「私を覚えていますか」と聞くのは感じが悪い。相手を焦らせ、恥をかかせる可能性がある。

「私を覚えていますか」と聞くのは感じが悪い。相手を焦らせ、恥をかかせる可能性がある。 | ご縁を大切にする30の言葉

久しぶりに会ったとき、自分のことを覚えているか尋ねる人がいます。

「お久しぶりです。私を覚えていますか」

自分のことを覚えているか気になって、相手に聞きたくなるでしょう。

覚えてくれていると誰でも嬉しいものです。

しかし「私を覚えていますか」というセリフには、注意したい。

この一言のどこがいけないのかと思いますが、感じがよくありません。

相手を焦らせ、恥をかかせる可能性があるからです。

急に質問すると、相手を焦らせる

逆の立場になってみるとわかります。

「私を覚えていますか」と聞かれる立場を想像してみてください。

「私を覚えていますか」というのは質問です。

久しぶりに会ったとき、急に質問されると焦ります。

スムーズに名前が出てくればいいですが、なかなか名前を思い出せないこともあるでしょう。

よくあるのは「顔は覚えているが、名前が思い出せない」というパターンです。

顔は見たことがあっても、肝心の名前が出てこなくて困った経験があるのではないでしょうか。

すぐ名前を思い出せることもありますが、なかなか思い出せないこともあるでしょう。

年齢を重ねて記憶力が乏しくなると、名前を思い出せないことが増えます。

ましてやとっさに名前を思い出すのは大変です。

相手の名前を間違えると失礼なので、自信がないと、言葉に出して言うのをためらいます。

「私を覚えていますか」と尋ねると、相手をどきっとさせ、焦らせます。

ストレスを与えることになり、困らせてしまうのです。

相手に「どちら様ですか」というセリフを言わせないことです。

「どちら様ですか」というセリフを言うのは、勇気がいります。

相手に恥をかかせることになります。

相手の面目をつぶしてしまうことになります。

久しぶりに会えても、嫌な空気が漂うのです。

久しぶりに会ったら、自分から名乗ろう

大切なことは、自分から名前を名乗ることです。

久しぶりに会ったときは、自分で名前を名乗りましょう。

「お久しぶりです。水口貴博です。先日はお世話になりました」

自分から名前を名乗るのです。

名乗るときは、名字だけでなくフルネームのほうがいいでしょう。

自分から名前を名乗れば、嫌な感じはしません。

相手の記憶が曖昧でも「水口さんですね」とすぐ復唱できます。

久しぶりに会って名前を思い出せなくても、スムーズに会話を始められるのです。

たとえ名前を覚えてくれていたとしても、記憶の再確認になるので無駄にはなりません。

ますます名前を覚えてもらえるのです。

ご縁を大切にする言葉(9)
  • いきなり「私を覚えていますか」と質問しない。
立場の高い人ほど、誰かに会いたがっている。

ご縁を大切にする30の言葉

  1. 「出会って終わり」という自分を終わりにする。
  2. 年齢を聞く癖をなくす。
    年齢を知りたい気持ちもなくす。
  3. 出会えただけで「ご縁」と呼べる理由としては十分。
  4. 「一時の関係にお金を出す」と思うから、高く感じる。
    「一生の関係にお金を出す」と思えば、安く感じる。
  5. 「これも何かのご縁」と言うだけ、すべての出会いが未来につながる。
  6. 人脈を広げたかったら、まず人望を集める。
    人望が集まれば、自然と人脈は広がっていく。
  7. 目上の人に面会の機会をいただいたなら、下調べが欠かせない。
  8. 人間関係は、利率の高い銀行。
    大切にすればするほど、価値が大きくなって返ってくる。
  9. 「私を覚えていますか」と聞くのは感じが悪い。
    相手を焦らせ、恥をかかせる可能性がある。
  10. 立場の高い人ほど、誰かに会いたがっている。
  11. 大切な人ほど、重要な存在と気づくのに時間がかかる。
  12. 再会をするときは、前もって前回の会話内容を思い出しておく。
  13. 心に突き刺さる言葉を言ってくれる人は、神様。
  14. 会うことは恥ずかしくない。
    恥ずかしいと思うから、恥ずかしいのだ。
  15. 相手が自分のことを覚えていないとき、どうするか。
  16. 相手に好意があっても、伝わらないとゼロ。
  17. あなたの印象は、姿勢で決まる。
    姿勢が美しくなれば、出会いも美しくなる。
  18. 素晴らしい出会いができたから「ご縁」と呼ぶのではない。
    「ご縁」と呼ぶから素晴らしい出会いになる。
  19. 1対1で会っているときは、目の前の人に集中するのがマナー。
    「世界には今この人しかいない」と思うくらいでちょうどいい。
  20. 謝れない人はご縁が続かない。
  21. 別れ言葉を工夫すれば、ご縁が続く。
  22. 「会いたくありません」とはっきり断られることは幸い。
  23. お互いが離ればなれになっても、心ではつながっているようにする。
  24. 念願の人と会ったら、ぜひ記念写真を撮っておこう。
    懐かしい思い出になり、あなたの中で生き続ける。
  25. 「お会いできて嬉しいです」より「夢が叶いました」
  26. すぐ顔に出る人を悪く言ってはいけない。
    相手の感情を一目で確認できることほど、楽でありがたいことはない。
  27. 出会いに恵まれるから「おかげさま」と感謝するのではない。
    「おかげさま」と感謝するから出会いに恵まれる。
  28. 残念な出会いであっても、いい出会いをした後のように、すがすがしい表情をしよう。
  29. ご縁を逃しても落ち込まない。
    世の中には、まだまだたくさんのご縁がある。
  30. 一度しか会ったことがないのに、ずっと覚えている人がいる。
    一生忘れられない人がいる。

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