出会いでよく聞かれる定番のフレーズがあります。
「お目にかかれて光栄です」
「貴重なお時間を割いていただき、ありがとうございます」
「わざわざ会っていただき、感謝いたします」
どのセリフも気持ちいい一言です。
感謝の言葉を伝えると、相手はにっこり喜んでくれるでしょう。
感謝の言葉が大切なのは間違いありません。
気持ちよくお別れでき、すがすがしい余韻が残るでしょう。
しかし、ちょっとした弊害もあります。
「定番の言葉は、社交辞令のように聞こえやすい」ということです。
感謝の言葉は気持ちがいいものですが、定番であり、聞き慣れています。
相手から「うわべの言葉」「心から本気で思っていない」「普通に言っているだけだろう」と誤解されるのは不本意でしょう。
耳にたこができるほど聞き飽きている人もいるかもしれません。
なかなか本音を伝えるのは難しいもの。
そこで、おすすめの表現があります。
「夢が叶いました」というフレーズです。
「夢が叶いました」という一言には、インパクトがあります。
「会っていただきありがとうございます」を強調したニュアンスがあります。
定番から外れたフレーズなので印象にも残りやすい。
「夢が叶いました」と言えば、にこにこ喜んでくれるに違いありません。
相手は「そんなことを言われたのは初めて」「それほどまでに会うことを期待してくれていたのか」と思うはずです。
自分では普通に会っているつもりでも、相手から「夢が叶いました」と喜ばれると、くすぐったいものを感じるでしょう。
また「夢が叶いました」には、ほかにもポジティブなニュアンスがあります。
「有意義な時間を過ごせました」
「あなたは素晴らしい人間です」
「苦労したかいがありました」
念願の人との出会いであれば、大げさではないはずです。
「夢が叶いました」は、夢のある言葉です。
出会い全体を肯定する言葉です。
会話が少しちぐはぐであっても「夢が叶いました」という一言で締めくくりましょう。
出会いの最後を「夢」というキーワードで締めくくることで、出会い全体の印象がよくなるのです。