上品な人になるためには「声」に注意を向けましょう。
「たかが声」と軽く考えるのはよくありません。
見ることも触れることもできませんが、あなたの印象を決める重要なポイントの1つです。
あなたは普段、どんな声で話をしていますか。
「大きな声」
「うるさい声」
「元気すぎる声」
これらに心当たりがあるなら要注意です。
もちろんどれも明るく元気があって素晴らしい声です。
飲み会やパーティーといった賑やかなシチュエーションならいいのです。
賑やかな場所では、わいわい談笑を楽しむのもいいでしょう。
がやがやした場所では、相手の耳に聞こえるよう、声のボリュームを上げることもあるはずです。
しかし大声やうるさい声は、エネルギッシュではありますが、少し上品に欠けるところがあります。
ところ構わず大声で話していると、下品に映ります。
「上品」を意識するなら、声の「質感」を調整しましょう。
心がけたいのが「落ち着いた声」です。
落ち着いた声には、心地よくて品格があり、丁寧で冷静な印象があります。
落ち着いた声は、一言一言がきれいな包装紙でくるまれているようです。
心地よい響きなので、耳にすっと入ってきます。
一言ずつ丁寧に話すことができるので、相手は話の内容に集中して話を聞ける。
集中して話を聞けるから、きちんと理解してもらえます。
落ち着いた声で話していると「癒される声だね」と褒められることが増えるでしょう。
落ち着いた声で話していると、自然と「いい声」に聞こえてくるから不思議です。
上品な人になるためには「落ち着いた声」を心がけましょう。
「声を変えることはできない」と思う人もいるかもしれません。
もちろん「もともとの声」を変えることは難しいですが「声の質」を変えることならできるはずです。
少しだけトーンを下げ、ゆっくり話すようにしましょう。
優しく語りかけるような心持ちになると、落ち着いた声で話せるようになります。
「上品」と呼ばれる人に共通しているのは、落ち着いた声です。
大声やうるさい声で話すことはしません。
いつも語りかけるような優しい声で話します。
落ち着いた声は、荘厳なクラシックミュージックに似ています。
心地よく、すがすがしく、穏やかな気持ちになります。
重みがあり、権威を感じ、ほれぼれします。
落ち着いた声で話すので、落ち着いた会話ができるのです。
友人と話すときも、会議で発言するときも、どんなときも、常に落ち着いた声で話すようにしましょう。
落ち着いた声で話すと、言葉数は少なくても、しっかり相手の心に響きます。
会話内容に集中しやすくなるので、声のボリュームは小さくても、有意義な会話が楽しめます。
声は小さくても、しっかり相手の心に響きます。
普段から意識をして落ち着いた声で話すようにしてみてください。
落ち着いた声を心がけていると、あなたに上品な雰囲気が漂い始めます。