上品な人になる条件の1つ。
それは「1人で行動できること」です。
いつも友人と群れていませんか。
いつも誰かと一緒にいませんか。
人と一緒にいないと、行動ができない自分になっていませんか。
もちろん人と一緒にいるときは、さぞ有意義な時間を過ごせるでしょう。
人と一緒にいると、恐怖や寂しさが半減して、楽しさや面白さが倍増します。
話し相手がいることになるので、上手に時間を使えるでしょう。
友情や仲間意識を育んだり、思い出や楽しい時間も作りやすくなったりします。
しかし、上品な人になるためには、1人で行動できるようになっておくことが大切です。
品格に欠かせないのは「自立心」と「独立心」です。
いつも誰かと一緒では、なかなか強い心が育たず、自立心・独立心が養われません。
ある程度の年齢になったら、1人で行動できるようになっておかないと生活に差し支えます。
人に頼らないで、自分だけの力で物事を行おうとするとき、少しずつ自立心と独立心が養われていきます。
独立心と自立心のある様子が品格に変わり、上品な印象を出していくのです。
上品な人は、1人で行動することができます。
もちろん「1人でしか行動できない」というわけではありません。
「団体行動もできるが、単独行動もできる」という意味です。
孤立しているのではなく、孤独を楽しめます。
1人でレストランに入って食事をしたり、1人で舞台を見に行ったり、1人で映画館に出向いて映画を見たりできます。
習い事やスポーツクラブにも、1人で入会して、1人で通います。
時には、1人で旅行に出かけることもあります。
寂しいかと思いきや、そうではありません。
1人でいても寂しさはなく、むしろ自分の時間を堪能できることに喜びと幸せを感じています。
1人で行動するから、どんどん精神が強くなっていき、自立心・独立心が養われていきます。
精神的な自立が、強さと品格につながっていくのです。
1人で行動できる人になりましょう。
慣れないうちは勇気が必要ですが、大変なのは最初だけです。
1人で行動しているうちに、だんだん心が強くなっていき、恥ずかしさが小さくなっていくでしょう。
「1人で過ごすのはこんなに素晴らしいことなのか」と気づけるでしょう。
1人だから寂しいと思うのは誤解です。
慣れてしまえば、1人であっても平気になります。
むしろ1人で行動することの素晴らしさに気づけば、快感を覚え、酔いしれるでしょう。
いつしか1人で行動するのが当たり前になっているはずです。
誰かと一緒に行動することも大切ですが、1人で行動できるようにもなっておきましょう。
初心者は、1人でカフェに入ることから始めてみるといいでしょう。
1人でカフェに入ることは、まったく不自然なことではありません。
落ち着いた空間の中で、飲み物を飲みながら、自分の時間を楽しむだけでいい。
本を読んだり、手帳を確認したり、スケジュール帳を見直したりしてもいい。
リラックスできたり考え事に集中できたり頭の整理整頓ができたりなど、濃厚な時間を過ごせます。
慣れてきたら、次は1人で美術館に行ってみましょう。
見たい作品があれば、時間をかけてたっぷり鑑賞できます。
誰かに振り回されることもありません。
自分のペースで落ち着いて鑑賞でき、集中もできるため、濃い時間を送れるはずです。
1人で行動できることは、上品な人になるための大事なステップなのです。