世の中には「上品な人」が存在します。
上品な人は、裕福な家庭の出身だったり、立派な親がいたりする傾向があります。
「あの人は、裕福な家庭だからね」
「あの人の親は立派な人だから、育ちがいいのでしょう」
そうした考え方を持つ人も少なくないでしょう。
たしかに品格には、生まれや育ちが関係しているのも事実です。
裕福な家庭に生まれ、立派な両親に育てられれば、成長過程において自然と優雅で上品な振る舞いが身につくでしょう。
子どもにとって最大のお手本は、親です。
子どもにとって最大の学び舎は、家庭です。
裕福な家庭に生まれ、立派な親に育てられれば、言葉遣いや振る舞い方が真似することになります。
自然と自分にも身についていき、上品な雰囲気が漂うようになります。
しぐさや言葉遣いに上品な様子が目立てば「生まれや育ちに恵まれたのだろう」と羨ましく思う人もいるでしょう。
中には妬ましく思う人もいるかもしれません。
しかし「品格は生まれや育ちで決まる」と思っているなら誤解です。
生まれや育ちは、あくまで影響の1つであり、すべてではありません。
品格で大切なのは、個人の努力です。
生まれや育ちが平凡であっても、本人が品格を磨いて上品になる努力をすれば、実現が可能です。
上品な人になるには、コツがあります。
上品に見えるしぐさや振る舞いがあり、習慣や考え方があります。
それらを少しずつ身につけていけば、あなたは上品な人になることができます。
たとえ貧乏な家に生まれ、だらしない親に育てられたとしても、上流階級出身の雰囲気を出せるようになります。
品格は、生まれや育ちで決まるものと諦めないでください。
品格を磨いて上品になりたいなら、ふさわしい努力をすることです。
品格を磨くことに手遅れはありません。
今までは下品だったかもしれませんが、これから品格を磨いていけばいいのです。
たとえ今は下品であっても、これからのあなたの努力によって、上品に生まれ変わることも可能です。
きちんと努力すれば、生まれや育ちに恵まれている人以上に、上品な人になることも不可能ではありません。
品格は、夢の実現とは違って、努力が報われるタイプの取り組みだからです。
「今さら」と考えるのではなく「今から」と考えましょう。
「もう手遅れ」と考えるのではなく「これからが本番」と考えましょう。
上品な人になり、上品に生きていこうではありませんか。
あなたの品格を磨く本番は、これからなのです。