「お酒の習慣がやめられない」
「どうしても酒癖が直らない」
「お酒を飲まないと、夜寝られない」
もしそんな状態が目立つなら、アルコール依存症かもしれません。
酒癖が少し悪い程度なら、個人的な努力で改善できます。
お酒がストレス発散になっているなら、お酒以外のストレス発散法を見つけることで、飲酒量を減らせます。
寝酒に頼っているなら、飲酒ではなく読書の習慣に変えることで、寝入りや睡眠の質が改善するでしょう。
しかし、単なる酒癖の問題ではなくアルコール依存症となると、話は違います。
酒癖とは違い、アルコール依存症は、世界保健機関(WHO)でも認められているれっきとした精神疾患です。
依存症や精神疾患を、自分で治すのは困難です。
個人的な努力だけで改善しようとしても、なかなかうまくいかなかったり、むしろ悪化させたりする可能性があります。
「ほうっておけば、何とかなるだろう」という安易な考えはよくありません。
基本的に依存症は、ほうっておくとエスカレートします。
どんどん飲酒の量も頻度も増えていき、仕事にも生活にも支障を来します。
アルコール依存症が悪化すると、最終的には命にも関わります。
いくら努力しても、お酒をやめられないなら、依存症の可能性を疑ってみてください。
いくら努力しても治らないなら、意地を張らず、素直に専門機関に頼るのが正解です。
ここで、アルコール依存症に関するセルフチェックをご紹介します。
あくまで簡易的なセルフチェックですが、目安の1つとしてください。
上記に当てはまる項目が多くなるにつれて、アルコール依存症の疑いが高まります。
少なくとも5つ以上が当てはまるならイエローカードです。
依存症は、早期の治療が重要です。
治療が遅れれば遅れるほど、完治が難しくなります。
重度のアルコール依存症となると、入院が必要になるケースもあります。
最初は相談から始めてもかまいません。
疑わしいなら、今すぐ専門機関に診てもらうことをおすすめします。