体を動かした作業なら、午後でも動かせます。
しかし、頭を使った知的作業(暗記、計算、読書、考え事)は、必ずと言えるほど午前中のほうが集中でき、効率よくできます。
朝は、脳の疲れが取れていてすっきりしている時間です。
十分に睡眠を取った状態なら、朝こそ勉強のための本当のゴールデンタイムです。
疲れていないため、思いきりアクセルを踏み込めます。
「私の場合、朝は眠いから勉強ができません。頭が回りません」
こんな声が飛んできそうですね。
しかし、そういう人は睡眠不足に原因があるのではないでしょうか。
睡眠不足では思考力が低下して、勉強も思うように進みません。
勉強したい気持ちはあっても「眠い」という生理欲求が強いと、頭を動かすどころではないのです。
単純に眠いというのは「睡眠不足」という脳からのアラームです。
本当に十分、睡眠が取れていれば、眠くはないのです。
週末の朝、目覚ましをかけずに自然に起きたときには、決まってもう眠気はないはずです。
目覚ましを使わず、脳が休憩できるまで十分に睡眠を取ることができたので眠気があるはずがないのです。
自分の体に正直になれば、自分に今何が不足していて、何が必要であるのかがよくわかります。
その第一が「眠たい」という生理欲求です。
朝、眠たい人は、単純に睡眠不足であるなによりの証拠であり、体や脳がもっと睡眠を必要としているということなのです。
眠たければ、もっと寝ることです。
もちろん朝、学校や会社に遅れない程度に十分寝ることができるように、夜は早めに寝ることがポイントです。
眠くなくなるまで十分に寝ることは、だらしないことではなく、れっきとした自己管理能力の1つなのです。