アイデアは、出方に波があります。
アイデアが出ないときは、出ません。
きちんと方法論に従っていても、アイデアが出ないことがあります。
頑張って考えているものの、いまいち頭が働かない。
ぼうっとしている時間が過ぎるだけ。
睡眠不足・体調不良など、原因がわかっていることもあれば、特に心当たりがなく、原因がわからないときもあります。
「とにかくアイデアが出ない!」
不毛な時間だけが過ぎていき、もやもやしたストレスに苦しめられることが少なくありません。
「悪霊か何かにとりつかれたのではないか」と疑ってしまい、一瞬厄払いを考えてしまうこともあるかもしれません。
しかし、アイデアが出ないからといって、自分を責めないことです。
頑張っているのにアイデアが出ないと「自分は頭が悪い」と錯覚を覚えるかもしれませんが、誤解です。
仕方ありません。
そういうときもあります。
いくら考えても、アイデアが出ないときもあります。
アイデアの出方には波があり、ちょうど波の底の部分に当たるのでしょう。
そのまま悩み続けていても、仕方ありません。
いったん考えるのをやめて、気分転換をしましょう。
完全に休憩を入れるのもいいでしょう。
しばらく時間を置けば、普段の調子を取り戻せます。
一方、逆のパターンもあります。
アイデアが出るときは、出ます。
アイデアを考えるとき、リズムやテンポ、調子や体調が関係していることがあります。
アイデアは、調子に乗ると、不思議なくらいたくさん出るようになります。
さっきまでまったく出なかったのが嘘のようです。
「この方向で考えればいい」と方向性がわかることもあります。
アイデアが固まっているポイントを見つけることもあります。
「この周辺にアイデアがあるな。そういえばこのアイデアもあるな」
温泉を掘り当てたかのように、次から次へとアイデアが出てきます。
そういう機会やタイミングを逃さないことです。
アイデアをまとめて出せるときには、まとめて出してしまいましょう。
そういうものだと思うことです。
アイデア発想は、サーフィンに似ています。
波に乗れないときはまったく前に進めませんが、いったん波に乗れば、すいすい進むようになります。
アイデアも同じであり、出ないときは出ませんが、出るときは不思議なくらいぽんぽん出ます。
これが、アイデアの特性です。
アイデアが出なくても、自己嫌悪にならないこと。
アイデアが調子よく出ても、高慢にならないこと。
あらかじめアイデアの出方には波があることを理解しておけば、いいときも悪いときも、冷静でいられます。