頭が固い人には、固い言葉が目立ちます。
「絶対」
「必ず」
「100パーセント」
言葉遣いがとげとげしくて、厳しい発言が目立ちます。
固い言葉は、聞いているだけでストレスを感じませんか。
もちろん気合を入れたり集中力を高めたりするときなら、厳しい言葉遣いも役立ちます。
「絶対勝つ」「必ず成功する」「100パーセントの力を出し切る」など、奮い立たせる意味で使うのならいいのです。
自分に強い言葉を言い聞かせることで、心身が引き締まり、やる気を高めていけるでしょう。
自己暗示としての効果が発揮され、自分の潜在的な力を発揮しやすくなります。
しかし、普段から固い言葉ばかり使っているなら、注意が必要です。
固い言葉遣いに心当たりがある人は、イエローカードです。
言葉と思考は、つながっています。
固い言葉を使っていると、余計な緊張が加わります。
気持ちが落ち着かず、ストレスを感じます。
極端な考え方が促されることで、思考の柔軟性が失われます。
固い発言をしていると、どんどん頭が固くなってしまいます。
頭を柔らかくしたいなら、逆を心がけましょう。
すなわち「柔らかい言葉遣い」です。
「ありがとう」
「大丈夫ですか」
「まあいいよ」
「大丈夫だよ」
「気にしないで」
「無理しないでね」
「自然体でいこう!」
「少しくらいならいいよ」
「小さなことから始めよう」
「たまには失敗してもいい」
頭が柔らかいから、柔らかい言葉を使うのではありません。
柔らかい言葉を使っているから、頭も柔らかくなるのです。
自分にも他人にも柔らかい言葉を使っていると、脳はリラックスして、視野が広がります。
柔らかい言葉には「癒やしの効果」があります。
聞く人の心を穏やかにさせ、心地よい気持ちにさせます。
急に言葉遣いを変えるのは難しいかもしれませんが、少しずつ柔らかい言葉を使っていけば、だんだん慣れてきます。
頭が柔らかくなるだけでなく、性格も柔らかくなるため、取り組む価値があるでしょう。
何から初めていいかわからないときは、まず「ありがとう」から始めてみるといいでしょう。
感謝の習慣は、人間関係の基本です。
すでに普段から感謝の言葉を口にしている人でも、頻度を上げることならできるはずです。
少しでもお世話になることがあれば、すぐ「ありがとう」と感謝すれば、お互い明るい気持ちになれます。