自己肯定感が低い人には、褒め言葉を否定する癖が目立ちます。
人から褒められても、素直に受け止めず、すぐ否定します。
「誤解です」
「そんなことはありません」
「大げさですよ」
「たまたま成功しただけです」
「過大評価です。もっとすごい人はたくさんいます」
自己肯定感が低いと、褒め言葉がくすぐったく感じ、なかなか素直に受け止めることができません。
適当に聞き流したり無視したりしてしまう。
中には、褒め言葉が耳障りに感じて、心の中で「うるさい」と思う人もいるかもしれません。
しかし褒め言葉を否定していては、自己肯定感を高めるのは難しくなります。
褒め言葉を否定する癖があるかぎり、どんなに褒め言葉が素晴らしくても、無意味になります。
せっかく言われた褒め言葉を否定すると、自己肯定感を高めるチャンスも失います。
「素直に受け止めるのが怖い」と思う必要はありません。
せっかく相手がわざわざ褒めてくれたのですから、その期待に報いるのがマナーです。
人から言われた褒め言葉は、どんなことでも否定せず、素直に受け止めましょう。
「ありがとうございます」
「光栄です」
「気づいてくれて嬉しいです」
素直に受け止めましょう。
明るくお礼の返事をして、喜びを見せましょう。
丁寧に感謝すれば、相手も「褒めてよかった」と思うでしょう。
にこっとしながら「そうでしょ!」「すごいでしょ!」「ようやく気づいてくれた?」と面白く返事をするのもよし。
嫌みのない明るいリアクションなら、笑いと活気が生まれ、場の雰囲気も盛り上がるでしょう。
会話の流れが止まらず、スムーズに進みます。
褒め言葉がくすぐったくて違和感があるなら、もっと心をオープンにしてください。
心を1.5倍ほど大きくしたい。
大きな心を意識すると違和感が小さくなり、素直に褒め言葉を受け止めやすくなります。
だんだん褒め言葉に慣れていけば、自然と受け止められるようになります。
たとえ露骨なお世辞であっても、心がけは同じです。
人から言われた褒め言葉は、まず素直に受け止め、喜びましょう。
言い返したい言葉があるなら、素直に受け止めてから言えばいい。
「卑屈な心を解放するチャンス」と思って、素直に褒め言葉を受け止めることが大切です。
人から言われた褒め言葉をきちんと信じることで、自己肯定感を高めるきっかけになります。