形式やルールにこだわっていませんか。
もちろん社会的に重要なことなら、形式やルールを守ることは大切です。
未成年のアルコールは禁止です。
いくら盛り上がっているとはいえ、未成年がアルコールを飲むのは法律違反です。
法律には、例外なく従うことが必要です。
家族と門限を決めているなら、きちんと守ったほうがいいでしょう。
ルールを破りたくても、家族との約束は信用問題に関わりますから、きちんと守っておくのが必須です。
形式やルールとはいえ、社会的に重要なら、きちんと従わなければいけません。
では、あらゆる形式やルールを守らなければいけないかというと、そうではありません。
何でも形式やルールにこだわるばかりでは堅苦しくなるでしょう。
「頭の固い人」と思われ、付き合いにくい雰囲気が出ます。
思考や行動の柔軟性も失われ、つまらなくなるでしょう。
「あれもダメ」「これもダメ」という話になってしまい、テンションが下がってしまいます。
いつも形式やルールにこだわってばかりでは、面白い人になれません。
軽微な範囲なら、形式やルールにこだわらない例外もあっていいでしょう。
心の器を大きくして、受け入れる幅を広げていきましょう。
たとえば、焼き肉を食べる場面があるとします。
焼き肉を食べるときは、専用のたれをつけるのが基本ですが、あえて形式を破ってみるのもいいでしょう。
焼き肉のたれのかわりに、牛乳・コーヒー・コーラをつけて食べてみると面白いでしょう。
きちんと責任を持って食べるなら、変な味になってもまずくなってもOK。
奇妙な組み合わせですが、形式を無視した食べ方は、きっと面白い雰囲気になるはずです。
また、友人と草野球をする場面があるとします。
このときも、形式やルールにこだわりすぎないようにします。
相手チームがうっかりルールを破ってしまうこともあるでしょう。
そんなとき、責めたり叱ったりするのではよくありません。
遊びですから「たまにはルール違反もOK」と受け入れてみることも大切です。
「新しいルールができたね」と笑って過ごせば、ますます面白い雰囲気が高まるでしょう。
むしろ新しい形式・新しいルールを作っていくのも悪くありません。
軽微な範囲に限りますが、形式やルールにこだわらないほうが楽しく穏便に過ごせます。
形式やルールのこだわりを捨てると、さまざまな可能性を楽しめるのです。