面白い人になるために、押さえておきたい基本があります。
「面白い人とは、自負するものではなく、評価されるもの」という点です。
自分だけで、自分の面白さを判断・評価するのは難しい。
「私は面白い人です」と自負したところで、周りからそう思われていなければ意味がありません。
面白いことを言ったつもりでも、空回りでは意味がありません。
ユーモアを言ったつもりでも、相手がつまらなく感じているなら、単なる寒い人です。
自分では相手を楽しませているつもりでも、実際は相手を不快・不機嫌にさせていることもあるでしょう。
自分で自分のことを「面白い人間」と思っていても、実際は勘違いになっているだけかもしれません。
恥ずかしい思い込みがあると、自分の印象まで下げてしまいます。
面白い人になるのに大切なのは、自分の評価ではなく、他人の評価です。
「面白い人」として人から評価されて、初めて面白い人になれます。
まず人との接触が欠かせません。
誰ともコミュニケーションのない状態で、面白い人になるのは不可能。
直接会って話すのもよし。
電話やメールでコミュニケーションを取るのもよし。
時間は短くてもいいので、まず誰か人と接触していくことが必要です。
また、面白い人になろうと心がけるとき、独りよがりにならないよう注意してください。
必要なのは、客観的な視点です。
面白いネタを披露するときは、自分の立場ではなく、相手の立場になって考える必要があります。
心がけたいのは「自分が面白いと思うネタ」ではなく「誰もが面白いと思うネタ」です。
自己中心や自意識過剰は避け、相手が面白いと思う話をすることがポイントです。
自分が面白い人になっているかどうか確認する目安の1つは、相手が心から笑っているかどうかです。
例外もありますが、相手が心から楽しそうに笑っているなら、ギャグやユーモアがウケている証拠と言っていいでしょう。
面白い人になるなら、相手を心から笑わせる機会を増やしていきましょう。
面白い話をして笑わせましょう。
明るくて楽しい雰囲気を作って、相手に楽しんでもらいましょう。
相手を笑わせ、楽しませることを意識できれば「面白い人だね」と評価されます。
自然とあなたの周りに、人が集まってくるようになるのです。