包容力とは何か。
包容力とは、過ちや欠点なども含め、相手のさまざまな点を広く受け入れる力のことをいいます。
相手のすべてを包み込むように受け入れ、すべてを容認するということです。
包容力のある人は、相手のどんなことでも前向きに受け入れ、否定することはありません。
たとえば、相手に短所・欠点・コンプレックスがあっても、笑ったり非難したりしません。
「変ではないよ」と勇気づけたり「素晴らしい個性だね」と受け入れたりします。
相手がミスや失敗をしても、怒ったり怒鳴ったりしません。
「大丈夫だよ。気にしないでね」と慰めたり「次に頑張ればいいよ」と励ましたりします。
相手に変わった趣味があっても、批判したりけなしたりしません。
「面白い趣味ですね」と価値観を受け入れたり「今度詳しく教えてください」と誘ったりします。
自分より能力が劣る人であっても、ばかにしたり見下したりしません。
「一緒に頑張っていこう」と元気づけたり「これからもっとうまくなるよ」と期待したりします。
「わからないことがあったら何でも聞いてね」と余裕のある言葉も言えます。
包容力のある人は、相手の過ちや欠点なども含めてすべてを受け入れるため、人と対立することはありません。
どんなことでも受け入れてくれるので、むしろ多くの人から愛されます。
心の大きさを感じられるので「何て優しい人なのだろう」「私もあんなふうになりたい」と尊敬されます。
あなたは、どれだけ包容力がありますか。
包容力を身につけるには「何でも前向きに受け入れよう」という意識が大切です。
優劣や損得、階級や身分、勝ち負けや良しあしを意識しません。
すべてをありのまま受け入れましょう。
大きな心を意識しているうちに、だんだんさまざまな価値観を受け入れられるようになります。
「受け入れよう」という気持ちを持っておくと、心の準備が整い、ますます受け入れやすくなります。
世の中にはさまざまな人がいることを理解するうちに、あなたの心の器も大きくなっていくでしょう。
また普段から余裕を作ることも欠かせません。
気持ちの余裕があると、心にゆとりができるので、さまざまな価値観を受け入れやすくなります。
なにより「必ず包容力のある人になる」と意識することが大切です。
「自分には無理」と思うのはよくありません。
「自分ならできる」と前向きに取り組むことで、だんだん包容力が身についていきます。