あなたは自分の哲学を持っていますか。
尊敬と哲学は、切っても切れない関係があります。
尊敬されない人には、哲学がないため、周りに流される状況が目立ちます。
勧められたから、買う。
誘われたから、参加する。
周りに言われたから、行動する。
言われたことを、そのまま信じてしまう。
たとえ嫌なことでも、嫌われるのが怖くて、イエスと答えてしまう。
心当たりがあるなら要注意です。
素直と言えばそれまでですが、実際は周りに流されていて、主体性が伴っていません。
ふらふら流された生き方をしていると「大丈夫だろうか」と周りを不安にさせます。
自分の意思と判断で行動していないため、尊敬されるどころか、むしろ心配されるでしょう。
仕事でも人間関係でも、流れに任せた行き当たりばったりになります。
悪い人に騙されるのは、時間の問題です。
自分の哲学を持っていない人は、主体性のない生き方になってしまうのです。
そこで必要なのが、哲学です。
尊敬される人には、哲学があります。
哲学と聞くと、難しいイメージをするかもしれませんが、専門的な学問は不要です。
一言で言えば「自分なりの価値観や考え方」です。
哲学は、目に見えない思考ですが、生きるうえで重要な要素です。
こんにゃくをイメージしてください。
こんにゃくだけでは、ふにゃふにゃして不安定な状態です。
そのこんにゃくの中心に1本の串が刺さると、全体がしっかりして、安定するようになります。
こんにゃくに刺さった串こそ、哲学です。
哲学とは、あなたを安定させ、強くさせるもの。
哲学が確立されると、自分の軸ができ、主体性が確立されます。
自分なりの価値観や考え方があるため、自分らしい生き方を突き進めるようになります。
哲学を持っていると、物事を判断するとき、スムーズになります。
「こういう状況では、こう対処する」「こういうパターンでは、こう行動する」といった明確な考え方ができます。
たとえ嫌なことであっても、反感を持たれるのを覚悟の上、きちんと断れます。
哲学を持っている人の生き方は、強さと輝きがあります。
周りに流されず、自分の責任で行動する様子は、多くの人が憧れる人間性です。
だから「いいな」「あんなふうになりたい」と尊敬されるのです。