尊敬されたいなら、悪口を言わないことです。
人から尊敬される人は、人の悪口を言いません。
もちろん悪口を言いたいと思うことはあるでしょう。
人から嫌なことをされて腹が立ったら、誰かに悪口を漏らしたくなるのは普通のこと。
心の器にも限界があります。
むかむかして、心の中に不満や怒りがたまっていけば、誰かに聞いてもらいたくなるでしょう。
しかし、悪口を言いたくなったときが正念場です。
悪口を言うのは、下品なストレス発散の1つ。
「私はあの人が嫌い」
「一緒にいると、いらいらしてくる」
「ミスしてほしい。失敗してほしい。負けてほしい」
悪口を聞かされた相手は、表向きは笑っていても、心ではぞっとしているでしょう。
「下手に関わると、今度は自分まで悪く言われそうだ」
悪い予感がして、人が避けていきます。
悪口は、人を不快にさせるだけで、いいことはありません。
悪口を言うことは、自分の人格と品格を下げる行為です。
もともと尊敬されている人であっても、悪口を言い始めると、一転して悪印象に変わります。
人の悪口を言うことは、自分の悪口を言うことになるのです。
悪口を言いたくなっても、喉のところでとめておくのが賢明です。
できるだけ悪口は控え、代わりに褒め言葉を心がけましょう。
どんな人でも長所や美点があります。
たとえ最低最悪と思う人であっても、褒めることができる点が1つはあるはずです。
できるだけ相手の長所や美点を見つけ、褒めたたえるようにしましょう。
「この人にはどんな素晴らしいところがあるだろうか」
宝探しの感覚で探せば、きっと何か良いところが見つかるでしょう。
そして見つかれば、思うだけでなく、積極的に褒め言葉として伝えることが大切です。
「初めて知りました。物知りなんですね」
「すてきだね。かっこいいね」
「おしゃれですね。センスがいいですね」
「すごいですね。尊敬します」
「さすがですね。私も見習います」
褒め言葉は、人間関係の潤滑油。
摩擦を減らし、スムーズにさせます。
褒めると、相手に喜んでもらえるだけではなく、自分の印象もよくなります。
相手を褒めて好きになろうとすると、自分まで好かれるようになります。
「相手の良いところを見つけるのが上手だね」と思われ、尊敬されるのです。
さて、今日はどんな褒め言葉で喜ばせますか。
いいところを見つけようと積極的に意識すれば、きっとすぐ見つかるはずです。