同棲を始めるなら、前もってご両親に挨拶をするのがいいでしょう。
絶対必要なルールではありませんが、事情がないかぎり心がけたいマナーです。
男性だけでなく女性も、相手のご両親に会って、きちんと挨拶を行うといいでしょう。
手土産を持参して、きちんと同棲の意思を伝え、許可をもらいます。
手間暇がかかり、面倒に感じるでしょう。
「できれば挨拶なんてしたくない」というのが本音かもしれません。
心理的には、同棲本番より大変という場合もあるはずです。
しかし、ご両親としては、やはり挨拶をしてもらったほうが安心できます。
わが子が同棲するとわかれば、そわそわして落ち着かないでしょう。
わが子を他人に預けるわけですから、不安や心配があって当然。
表向きは平静を装っていても、心の中では複雑な感情が渦巻いているに違いありません。
「きっと大切にしてくれるだろう」という期待と「遊ばれただけで終わるのではないか」という不安です。
完璧な挨拶ができなくてもいいのです。
大切なことは「ご両親に挨拶をする」という行為です。
きちんとご両親に挨拶ができるのは、常識と礼儀作法があり、誠実で真面目な証拠です。
ご両親に挨拶ができるほどの人柄なら、きっと同棲もうまくいくでしょう。
ご両親に挨拶をしておくと、いざというとき頼りになります。
何か困ったときができたとき、励まし・仲介役・経済援助など、物心両面でサポートが得られやすくなるでしょう。
挨拶をした2人としても「挨拶をしたからにはよい結果を出したい」という決意が固まります。
達成の意志が固いほど根気強くなれるため、トラブルがあっても乗り越えやすくなるでしょう。
「ご両親への挨拶」という一仕事が達成できたなら、同棲もきっとうまくいきます。
ご両親への挨拶ができれば、同棲は半分成功したようなものなのです。