同棲に反対する親もいます。
同棲に反対するのは、息子を持つ親より娘を持つ親のほうが目立ちます。
息子を持つ親は、同棲に寛容である傾向がある一方、娘を持つ親は厳しい見方をする傾向があります。
親に同棲の相談を持ちかけたとき、即座に反対する親も多いでしょう。
「同棲」という響きに、拒絶反応を示す親もいます。
親の反対の説得に苦労する人も多いはずです。
特に親が頑固な考え方の持ち主なら、説得も苦労するでしょう。
そんなとき「親は自分の気持ちをわかっていない」と反抗心が芽生えるかもしれません。
「同棲反対」の一点張りで、なかなか気持ちを理解してくれない親に苦労する人も多いでしょう。
しかし、一度落ち着いて考えてほしいのです。
わが子を心配しない親はいません。
たとえ子どもが成人していたとしても、頭の片隅では心配する気持ちがあるでしょう。
本人は結婚適齢期を気にしていなくても、親としては気にしているもの。
「同棲すると婚期が遅れる」「同棲するくらいなら結婚したほうがいい」などと考える親も少なくありません。
特に女性の場合、妊娠できる年齢にリミットがあります。
いつの時代も「早く結婚して、早く子どもを産んでほしい」と願うのが親でもあります。
同棲生活が長引いていた末、破局になれば、親も一緒に苦しむでしょう。
同棲に反対する親の気持ちも「1つの考え」として理解してください。
親が同棲に反対するのは、わが子を心配する気持ちの裏返しです。
いずれあなたが結婚して子どもを持つようになったとき、当時の親の気持ちがわかるかもしれません。