同棲について、よくある誤解があります。
「同棲すると、どきどきが増える」という誤解です。
同棲するとなると、最初に思い浮かべるのは、夢と希望に満ちた幸せな生活ではないでしょうか。
今まではときどきしか会えませんでしたが、同棲ではずっと一緒にいられます。
毎日一緒に食事ができ、毎日一緒に寝ることができます。
毎日部屋の中でデートをしているようなもの。
夫婦さながらの生活を送れます。
同棲を始めれば、今まで以上にどきどきが増えると期待する人も多いはずです。
残念ですが、それは誤解です。
たしかに同棲を始めたころは、どきどきも増えるでしょう。
しかし、それはあくまで一時的です。
同棲を始めてしばらく経つと、恋愛感情の高揚はどんどん減っていくはずです。
どきどきは、あくまで非日常だから起こるものであり、日常になれば、どきどきは減っていきます。
一緒に暮らす生活が長ければ長いほど、新鮮な刺激も当たり前になります。
だんだん家族のような感覚に近づくでしょう。
最終的には、完全にどきどきすることがなくなります。
夢を壊すようですが、それが現実なのです。
同棲すると、どきどきが増えるより減ることを覚悟しておくこと。
同棲を始めてからショックを受けるより、同棲前に覚悟しておくほうが、動揺を抑えられます。
あらかじめ起こるであろう現実を知っておくほうが、失望や幻滅を小さくできます。