「気合を入れるつもりが、単なる緊張になってしまった」
そんな失敗があります。
気合を入れようとした結果、緊張に発展しては笑えません。
実際のところ、気合と緊張の精神状態は似ています。
どちらも共通するのは、興奮状態という点です。
気合も緊張も、脳内では「アドレナリン」「ノルアドレナリン」というホルモンが分泌され、交感神経が優位の状態です。
汗をかいたり、体温や心拍数が上がったりする点も同じです。
しかし、共通点は多くても、やはり気合と緊張は別物です。
気合は必要ですが、緊張は不要です。
では、気合と緊張の2つは、どこで違いが生まれるのでしょうか。
それは、積極的と消極的の違いです。
積極的な勢いの場合、気合になります。
気合とは、強気や肯定感に満ちた興奮状態であり、パフォーマンスの向上につながります。
一方、消極的な勢いの場合、緊張になります。
緊張は、弱気や否定感を帯びた興奮状態であり、パフォーマンスの低下につながります。
気合と緊張の違いは紙一重です。
勢いを出すなら、消極的ではなく積極的になりましょう。
すでに緊張しているなら、積極的な気持ちに切り替え、気合に変えましょう。
心がけを変えるだけで、パフォーマンスの向上につながります。