執筆者:水口貴博

緊張対策に役立つ30の基本知識

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聴衆が明るい表情に見えてきたら、あなたが緊張に慣れてきた証拠。

聴衆が明るい表情に見えてきたら、あなたが緊張に慣れてきた証拠。 | 緊張対策に役立つ30の基本知識

緊張に慣れていないときは、どの聴衆も暗い表情に見えます。

  • 疲れた表情の人
  • 退屈そうな表情の人
  • 怒っているような表情の人

もちろん聞き手によって表情に差はありますが、誰を見てもネガティブな表情に見える。

それは、まだ緊張に慣れていない証拠です。

緊張に慣れていないと、心に余裕がないため、誰を見てもネガティブな表情に見えます。

笑顔の人がいたとしても、思考がネガティブになっていると、小ばかにした笑顔に見えるのです。

ところが場数を踏んでいくうちに、不思議な現象が起こります。

だんだん聴衆が明るい表情になっていくのです。

  • にこにこした表情の人
  • 楽しそうな表情の人
  • 嬉しそうな表情の人

聴衆が明るい表情に見えてきたら、あなたが緊張に慣れてきた証拠です。

人前での発表に慣れると、心に余裕ができるため、聴衆の表情を冷静で好意的に受け止められるようになります。

すると、いつもより明るい表情が目立って見えるようになる。

また人前での発表に慣れたことで、あなたにも明るい表情が増えたのでしょう。

あなたが笑顔になると、あなたを見た聴衆も笑顔になります。

複数のプラスの要因が重なり、結果として、聴衆が明るい表情に見えてくるのです。

聴衆は、どんな表情であなたの話を聞いていますか。

明るい表情でしょうか、暗い表情でしょうか。

聴衆の表情は、実は自分の心を映し出しているのです。

緊張対策に役立つ基本知識(27)
  • 聴衆の表情から、自分の慣れ具合を確認する。
すべての緊張を「性格上の問題」と片付けない。
緊張の中には病気が関係しているものもある。

緊張対策に役立つ30の基本知識

  1. 私たちは、緊張の意味や価値を学び忘れている。
  2. 緊張は、私たちの生活と切っても切れない関係。
    むやみに緊張を避けようとすると、生活の質の低下を招く。
  3. なぜ人は、緊張するのか。
  4. 緊張の判断は、自分の気持ちより体の反応のほうが正確。
  5. 緊張を2種類に分けて考える。
    「適度な緊張」と「過度の緊張」。
  6. 緊張する場面の、7つの代表例。
  7. 緊張がもたらす4つの効果。
  8. なぜ極度に緊張すると、涙が出るのか。
  9. なぜ緊張すると、手足が冷えるのか。
  10. なぜ緊張したとき、あくびが出るのか。
  11. 緊張すると、げっぷが出やすくなる原因とは。
  12. 緊張は、遺伝が関係しているのか。
  13. 緊張に強くなるための3つの精神。
    「前向きの精神」「割り切りの精神」「開き直りの精神」。
  14. 緊張対策になる食べ物。
  15. 緊張する原因を把握しないと、正しい対策も立てられない。
  16. 十分な睡眠を取っておかないと、緊張しやすくなる。
  17. 仕事を後回しにする癖は、過度の緊張を招く原因。
  18. 気合と緊張の違いは紙一重。
    違いを分ける要素とは。
  19. 緊張が過度になる原因は、エゴイズム。
  20. 適度の範囲は、状況に応じて変化する。
    変化をもたらす3つの要因とは。
  21. 原稿の棒読みは、緊張した態度より、印象が悪い。
  22. 緊張で口が渇いたとき、唾液の分泌を促す3つの対処法。
  23. 緊張と緊張感を、きちんと区別する。
  24. リハーサルの意味は、慣れるだけではない。
    自分の弱点をあぶり出す意味もある。
  25. お酒で緊張をほぐすのは誤った対処法。
  26. 緊張による不眠を、お酒や睡眠薬で解消させるのは要注意。
  27. 聴衆が明るい表情に見えてきたら、あなたが緊張に慣れてきた証拠。
  28. すべての緊張を「性格上の問題」と片付けない。
    緊張の中には病気が関係しているものもある。
  29. 緊張から解放された後こそ要注意。
  30. 「緊張したくない」と思っているうちは、まだメンタルが弱い。
    「緊張してもいい」と思うようになれば、本当に強くなった証拠。

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