テンションの低い人と高い人とでは、達成について大きな違いがあります。
その違いとは、達成したときの喜び方ではありません。
達成の基準です。
テンションの低い人は、大きな達成だけ喜ぼうとします。
大きなことを成し遂げたときに使う言葉が「達成」だと思っている。
もちろんそれも基準の1つですが、大きなことを成し遂げる出来事は、普段なかなかありません。
達成の基準が高いと、ハードルも上がるため、達成感を得る機会も少なくなる。
喜ぶ機会も少なくなり、なかなかテンションを上げる機会が得られないのです。
必ずしも悪いわけではありませんが、もう少し自分に優しくなってもいいのではないでしょうか。
テンションが高い人は、達成の基準が違います。
もちろん大きな達成でも喜びますが、それだけではありません。
小さな達成にも、積極的に喜ぼうとします。
たとえば、レストランの予約ができたときです。
予約ができれば「よし、できた!」と、ガッツポーズで喜びます。
レストランの予約くらい、誰でもできるささいなことですが、小さな達成の1つです。
「仕事を1つ成し遂げた」という意味では「達成」としてカウントしてもいいでしょう。
小さな達成でも素直に喜んでいくと、普段から多くの達成感を得ることができるようになります。
喜ぶ機会が増えるため、テンションが高い状態が保ちやすくなるのです。
個人的な達成の基準は、自分の都合で決めていい。
達成の基準は、高いより低いほうが、達成感が得られやすくなります。