業者と接していると、違法の疑いのある行為に気づいた。
「業者だから法律を守って当然」と思いたいところですが、実際はわかりません。
残念ながら、世の中には法令順守に無頓着な悪徳業者も存在します。
不自然な行為に気づいたら「これは法的に問題ないですか」と質問してください。
もちろん自分が違法行為だと思っていても、実は誤解かもしれません。
実際は合法な行為であったり、特別な許可があったりする場合もあるでしょう。
そこで業者から納得の得られる回答があればいいのです。
自分の誤った認識を正せるだけでなく、業者の対応も確認できます。
しかし、業者が違法だとわかっていながら対応している様子があれば、完全にレッドカード。
「これくらいは違反しても大丈夫ですよ。どこの企業もやっていますから」
「調査されても、うまくごまかすので安心してください」
「こうでもしないと、やっていけないですからね」
平然とした様子で答えられると問題ないように誤解しがちですが、やはり違法は違法です。
法律を守りながら業務を行うのは、ビジネスでは基本です。
法令順守に無関心な業者に仕事を依頼しても、ビジネスの基本ができていないのですから、雑に対応されるのは明らか。
たとえ料金が安かったり仕事が速かったりしても、後から悔やむ結果が返ってくるでしょう。
違法行為をしている業者と関わっていると、最悪の場合、自分まで悪影響が及ぶ可能性もあります。
共犯者の疑いを掛けられても困ります。
違法行為をしていたり勧めてきたりする業者とは、料金が安かろうと何であろうと、関わらないこと。
違法行為をする業者と関わらないことが、違法業者を撲滅させる手助けにもなります。