落ち込みとは、船酔いと同じようなものです。
近くを見ていると酔いやすくなりますが、遠くの水平線を見ていると、酔いにくくなります。
これは、人生においても同じです。
短期的に考えていませんか。
1時間単位・1日単位など、短い期間で物事を捉える見方です。
短期的に考えていると、いつも「今はどんな状況だろう」と思い巡らすことになります。
結果がよければ喜び、結果が悪ければ不安になります。
現在の結果の善しあしにいちいち振り回されるため、情緒が不安定になります。
落ち込んだり、焦ったり、いらいらしたりします。
短期的に考える習慣があると、落ち込みやすくなるのです。
そういうときこそ、長期的に考えましょう。
1年単位・3年単位など、長い期間で物事を捉える見方です。
スケールの大きな視野を持ち、遠くの将来まで見渡すのです。
今の結果は多少悪くても、長期的に考えれば、ささいなことであると気づくでしょう。
むしろよい兆候である可能性もあります。
長期的に考えていれば、頻繁に変化する現在の状態に振り回されないで済みます。
気持ちも安定して、本来の落ち着きを取り戻せるのです。