就職活動に失敗する人は、時間がかかっていると考えるのが特徴です。
就職活動は、1つ1つのイベントに時間がかかります。
企業研究で1社調べるのに、時間がかかる。
応募書類で1枚仕上げるのに、時間がかかる。
「のろのろしているな」といらいらして、なかなか前進しないことに腹を立て、手際の悪い自分を恨みます。
手間暇を減らすのが善であると考え、できるだけ近道を探ろうとします。
焦った結果、中途半端な企業研究や、完成度の低い応募書類になるのです。
しかし、就職活動に成功する人の考え方は、一風変わっています。
「時間をかけている」と考えるのが特徴です。
何でも手間暇を減らせばいいわけではありません。
やみくもに手間暇を省こうとするのではなく、大切な仕事には、十二分な手間暇をかけるべきです。
説得力のある応募書類の作成や、入念な企業研究も、時間がなければできません。
応募書類や企業研究は、就職活動に影響する重要な仕事ですから、たっぷり時間をかけるのが正解。
企業研究で1社調べるのに時間がかかっても「しっかり調べることができた」と考えます。
応募書類1枚を仕上げるのに時間がかかっても「必要な時間」と考えます。
建設的な考え方があるため、時間がかかってもいらいらしません。
慎重かつ入念な取り組みができているため、応募書類や企業研究の質が高くなるのです。